こんにちは。和の庭と暮らす、運営者のシンベです。
庭をコンクリートにしたら、「夏になると思ったより暑い」「リビングまで照り返しが気になる」と感じることがありますよね。
すでに施工していても、いきなり全面撤去する必要はありません。
まずは暑く感じる場所に日陰をつくることから考えてみましょう。
シェードや植栽で改善しない場合に、植栽帯の追加や部分的な舗装変更を検討する流れがおすすめです。
この記事では、今の庭なら何から始めればよいのか、施工済みでもできるコンクリートの照り返し対策を中心に紹介します。
- 庭のコンクリートが暑く感じる原因
- 施工済みでもできる照り返し対策
- シェード・植栽・打ち水の使い分け
- 部分改修や施工前に考えたい暑さ対策

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コンクリート庭の照り返し対策の基本

庭が暑いと感じても、原因はすべて同じではありません。まずは「どこが・何時ごろ暑いのか」を見てから対策を選んでみましょう。
庭全体ではなく、リビング前や西側だけが原因なら、その場所だけ対策すれば済むこともあります。
コンクリートが暑く感じる原因

コンクリートの暑さは、日差しだけでなく、反射した光と熱くなった地面の両方から感じます。
夏の日差しがコンクリートへ当たると、一部は光として反射し、残りは舗装面を温めます。長く日が当たる場所ほど、午後になっても地面から熱を感じやすくなります。
さらに、庭を広くコンクリートにすると、植栽や木陰をつくれる場所も少なくなりがちです。日陰のない広い舗装は、人が立つ場所や窓の前ほど暑さが気になりやすくなります。
だからといって、すぐ別の素材へ変える必要はありません。まず確認したいのは、暑い場所へ日陰をつくれるかです。
✅ 照り返し対策はこの順番で考える
- コンクリートへ当たる直射日光を減らす
- 人や窓が暑さを感じる場所を絞る
- 植栽や打ち水を必要に応じて加える
- 改善しなければ舗装の一部を見直す
たとえばリビング前だけが暑いなら、その範囲へシェードを掛けるだけで十分な場合もあります。全面コンクリートだからといって、庭全体を直す必要はありません。
環境省でも、屋外の暑さ対策として樹木の木陰や日よけによる日射対策が紹介されています。詳しくは環境省「猛暑に対する街なかでの対応方策」でも確認できます。
照り返しと地面の熱の違い

「まぶしい」と「足元が熱い」は、少し分けて考えると対策を選びやすくなります。
明るい舗装は光を反射しやすく、暗い表面は日差しを吸収して熱を持ちやすい傾向があります。
そのため、地面が熱くなりにくい仕上げでも、光のまぶしさが気になることがあります。反対に、まぶしさは少なくても地面から強い熱を感じる場合もあります。
自宅では、地面そのものを見るより「何が困っているのか」を確認してみましょう。目がまぶしいのか、足元が熱いのか、窓際まで暑いのかで、優先する対策が変わります。
| 気になること | 考えられる原因 | 最初に試したい対策 |
|---|---|---|
| 日なたに立つと暑い | 直射日光 | シェード・樹木 |
| 地面がまぶしい | 反射した光 | 日陰をつくる・舗装範囲を見直す |
| 足元から熱を感じる | 熱くなった舗装面 | 日陰・打ち水・保水性舗装 |
| 室内までまぶしい | 窓へ入る反射光 | 窓前の日陰・外付けスクリーン |
明るい色の舗装は、地面が熱くなりにくい一方で、光のまぶしさが気になることがあります。
照り返しが気になる場合は、色だけで選ばず、窓やリビングへ光が反射しないかも確認しておきましょう。
暑くなりやすい庭をチェック

対策を決める前に、一番暑く感じる場所と時間帯を調べてみましょう。
おすすめは、暑い日に朝・昼・夕方と庭を見る方法です。庭全体ではなく、実際に長く日が当たっている場所を確認します。
午前中は快適なのに午後から急に暑くなるなら、西日が原因かもしれません。昼前から長く暑いなら、南側やリビング前の日当たりも見てみましょう。
駐車場を含めて全面コンクリートの場合も、すべて同じように暑いとは限りません。車を置く場所より、窓前や人が歩く場所のほうが優先度は高くなります。
| 今の庭の状態 | 最初に試したい対策 |
|---|---|
| 窓前だけ暑い | 窓前をシェードで日陰にする |
| 西日が強い | スクリーン・斜めのシェード・植栽 |
| 全面コンクリート | 一番暑い場所から日陰をつくる |
| 植物を増やしたくない | シェード・オーニング |
| 工事をしたくない | パラソル・鉢植え・打ち水 |
| 長く使いやすくしたい | 樹木・植栽帯・部分改修 |
| 駐車場として使っている | 車両部分を残して余白を対策 |
| これから施工する | 必要部分だけ舗装して日陰を残す |
特に優先したいのは、大きな窓の前・南から西側・広いコンクリート・日陰がないという条件が重なる場所です。
反対に、ほとんど日が当たらず、人も長く過ごさない犬走りなどは、コンクリートでも対策する必要はありません。
工事するか迷ったら、まず日陰を試してみましょう
パラソルや仮設シェードで暑い場所を覆い、普段使う時間に体感を確認します。これで楽になるなら、舗装を壊さずに改善できる可能性があります。
リビング前の照り返しを確認

リビング前が暑いなら、庭だけでなく窓との位置関係も確認してみましょう。
掃き出し窓のすぐ前までコンクリートが続いていると、反射した光や地面の熱を窓際で感じやすくなります。
特に「午前中は平気なのに午後からリビングが暑い」という場合は、窓前のコンクリートへ日差しが当たり続けていないか見てみてください。
この場合は、室内のカーテンだけで対策するより、屋外側で日差しを遮る方法から考えると分かりやすいです。
リビング前は庭と窓をまとめて対策
まず窓前のコンクリートをシェードなどで日陰にします。それでも日差しが入る場合は、窓の外側へスクリーンや緑のカーテンを加えてみましょう。
西向きの窓は、夕方になると低い角度から日差しが入ります。真上だけを覆う屋根では防げないこともあるため、実際に暑い時間の日差しを確認しておくと安心です。
窓前だけが原因なら、庭全体の素材を変える必要はありません。まず「窓前のコンクリートを日陰にする」ことから試してみましょう。
施工済みのコンクリート庭でできる照り返し対策

すでにコンクリートを施工しているなら、まずは壊さずにできる方法から試してみましょう。
夏の一時期だけ暑い庭なら、大きな工事をしなくても使いやすくなる可能性があります。
シェード、オーニングでコンクリートを日陰にする

施工済みの庭で最初に試したいのが、シェードで日陰をつくる方法です。
コンクリートへ直接日差しが当たらなくなれば、まぶしい照り返しと地面の温度上昇をまとめて抑えやすくなります。
ここで大切なのは、庭全体を覆うことではありません。リビング前やテラスなど、普段使う場所へ暑い時間に影が落ちることが大切です。
たとえば午後2時から4時だけリビング前が暑いなら、その時間に窓前へ影が落ちれば十分な場合があります。大きなシェードを付けることより、影の位置を合わせるほうが重要です。
✅ 使う場所に合わせた日よけ
- 窓前なら建物側から張るシェード
- 出し入れしたいならオーニング
- 狭い場所なら移動できるパラソル
- 広い場所を一時的に覆うならタープ
購入前に、仮のシートやパラソルなどで影をつくり、暑い時間に位置を確認しておくと失敗を減らせます。
特に西日は太陽の位置が低いため、真横へ張っただけでは影が届かないことがあります。午後の影を見てから高さや角度を決めるのがおすすめです。
シェードは固定方法にも注意しましょう
シェードは風を受けやすいため、雨樋や強度の分からない場所へ無理に固定するのは避けましょう。強風時に収納できるかも確認してください。
植栽で日陰と緑を増やす

長く使う庭なら、植栽でコンクリートへ木陰をつくる方法もあります。
ただ植物を増やすのではなく、暑くなる時間に影を落とせる場所へ配置することがポイントです。
たとえば午後のリビング前が暑いなら、窓前や西側へ樹木を配置する方法があります。
植える場所がなければ、大型の鉢植えから試す方法もあります。
低木や下草にも意味はありますが、人や窓を日差しから守るなら、まとまった影をつくれる樹木のほうが役割は大きくなります。
✅ 植栽ごとの役割
- 樹木:人やコンクリートへまとまった木陰をつくる
- 低木・下草:舗装ばかりの印象をやわらげる
- 鉢植え:施工済みでも後から取り入れやすい
- 緑のカーテン:窓へ入る日差しを外側で遮る
樹木は日陰をつくりやすい反面、成長後の大きさや剪定、落ち葉の管理も必要です。暑さ対策だけで本数を増やしすぎないようにしましょう。
駐車場の近くへ植える場合は、枝が車や通路へ出ないかも確認します。植物の量より、邪魔にならず必要な場所へ影を落とせるかを優先したいところです。
打ち水で一時的に熱を抑える
打ち水は、今すぐできる補助的な暑さ対策です。
濡れたコンクリートから水が蒸発するときに熱が使われるため、濡れている間は地面を冷やす方向に働きます。
ただし、日差しそのものを遮る方法ではありません。水が乾けば効果も弱くなるため、打ち水だけで暑さを解決しようとしないほうがよいでしょう。
打ち水は日陰づくりと組み合わせる
シェードなどで日差しを減らしたうえで、必要な場所へ補助的に使うと取り入れやすくなります。
真夏の日中は水が乾きやすく、散水するために外へ出ること自体も負担です。朝や夕方など、作業しやすい時間に無理のない範囲で行いましょう。
庭全面へ大量にまく必要もありません。夕方に使うテラスや玄関までの通路など、そのあと使う場所へ絞れば十分です。
小さなお子さんや高齢者が歩く場所では、散水後の滑りやすさにも注意してください。打ち水は「必要な場所へ、必要なときだけ」が使いやすい方法です。
西日はスクリーンで遮る

西日が原因なら、真上よりも横や斜めから入る日差しを遮ることが大切です。
午前中は快適なのに、午後3時ごろから急に庭やリビングが暑くなる場合は、西側を確認してみましょう。
夕方の太陽は低い位置にあるため、軒や真上のシェードだけでは日差しが入り込むことがあります。
✅ 西日に使いやすい対策
- 斜めに張れるシェード
- 外付けスクリーン
- よしず・すだれ
- 西側へ置く樹木や大型鉢植え
大切なのは、普段「暑い」と感じる時間に庭へ出て、どこから日差しが入るのか確認してみてください。
たとえば午後4時に窓へ西日が入るなら、その方向をスクリーンや植栽で遮ります。真上だけを覆うより、横方向を意識したほうが対策しやすくなります。
少し位置や角度を変えるだけで、シェードの影がリビング前へ落ちやすくなることもあります。
コンクリート庭の照り返しを部分改修で改善する

シェードや植栽を試しても暑さが気になる場合は、コンクリートそのものを部分的に見直す方法があります。
ここからはDIYというより、既存のコンクリートを生かしながら、必要な場所だけ業者に改修してもらう対策が中心です。
庭全体をやり直す必要はありません。リビング前や西日が強い場所など、実際に困っている範囲から考えていきましょう。
全面コンクリートは必要な場所だけ残す

全面コンクリートでも、すべて撤去する必要はありません。
たとえば駐車場として使う部分は残し、リビング前や使っていない余白だけを植栽帯へ変える方法があります。
庭の端に小さな植栽スペースをつくれば、コンクリートの使いやすさを残しながら樹木を植えることもできます。
特に駐車場兼用の庭では、車が乗る場所まで無理に変える必要はありません。窓前や人が過ごす場所など、暑さが気になる範囲だけを見直すほうが現実的です。
✅ 部分改修を考えたい場所
- リビングの掃き出し窓の前
- 子どもがよく遊ぶ場所
- 午後に西日が強く当たる場所
- 駐車場として使っていない余白
- シェードを張りにくい場所
迷う場合は、改修する前に一度シェードで日陰を試してみましょう。
日陰にするだけでかなり使いやすくなるなら、舗装を壊さず常設の日よけを付ける方法もあります。
反対に、日陰をつくりにくい場所や、使っていないコンクリートが広く残っている場合は、植栽帯や別の舗装へ部分的に変える方法が向いています。
✅ 全面撤去を考える前の判断基準
- 日陰で楽になる → シェードや屋根を検討
- 植栽を入れる場所がない → 一部だけ植栽帯へ変更
- 使っていない舗装が多い → 必要な部分だけ残す
部分撤去をする場合は、暑さだけでなく「その場所を今後どう使いたいか」まで考えておくと二度手間を防げます。
たとえば「リビング前に木陰が欲しい」「庭に座れる場所をつくりたい」と目的を決めると、残すコンクリートと撤去する場所も決めやすくなります。
庭全体まで見直したい場合は、庭リフォームの方法や進め方も参考にしてください。

自然土系舗装材へ部分的に変える

コンクリートの一部を撤去し、自然土系の舗装へ変える方法もあります。
自然土系舗装は、土を主な材料として固めた舗装です。土のような見た目を残しながら、歩きやすい庭に整えられる製品があります。
全面を自然土系舗装にする必要はなく、リビング前や庭の余白など、コンクリートが必要ない部分だけ変更する方法もあります。
コンクリート一色だった庭に土の色が入るため、照り返し対策だけでなく、植栽となじみやすい庭へ変えたい方にも取り入れやすいでしょう。
ただし、自然土系舗装は製品によって使われている材料や保水性、強度などが異なります。
「土だから涼しい」と決めるのではなく、暑さ対策としてどのような性能がある製品なのかを確認して選ぶことが大切です。
また、車が乗る場所へ使えるかどうかも製品によって違います。駐車スペースはコンクリートを残し、人が歩く場所や庭部分だけ変更する方法が使いやすいでしょう。
保水性舗装で地面の熱を抑える

舗装そのものを見直す場合は、保水性舗装も選択肢のひとつです。
保水性舗装は舗装の中に水分を保ち、その水分が蒸発するときに熱を使うことで、表面温度の上昇を抑える仕組みです。
考え方としては打ち水に近いですが、舗装の中へ水分を保持しやすい点が違います。
ただし、水分がなくなれば蒸発による冷却も弱くなります。保水性舗装へ変更すれば、いつでも地面が涼しくなるわけではありません。
そのため、施工済みの庭なら、最初から舗装を変更するよりも、まずシェードなどで日陰をつくって改善するか試しておくほうが無駄を減らせます。
透水性舗装との違いも知っておきましょう。
透水性舗装は、雨水などを舗装の下へ通しやすくすることが主な役割です。
名前は似ていますが、水を下へ通す透水性舗装と、水分を保って蒸発させる保水性舗装では目的が違います。
「水を通すから涼しいだろう」と考えず、暑さ対策が目的なら保水性能まで確認しましょう。
| 舗装 | 主な特徴 | 暑さ対策での注意点 |
|---|---|---|
| 普通コンクリート | 丈夫で使いやすい | 長時間日が当たると熱くなる |
| 透水性舗装 | 水を下へ通しやすい | 透水するだけで涼しくなるわけではない |
| 保水性舗装 | 水分を内部に保つ | 乾燥すると冷却効果が弱くなる |
実験の温度差を自宅へそのまま当てはめない
舗装面の温度は、日差し・風・湿度・水分量・色・時間帯などで変わります。
「○℃下がる」という数字だけで選ばず、自宅の日当たりや使い方まで含めて比較しましょう。
保水性舗装などの考え方は、環境省「まちなかの暑さ対策ガイドライン」でも紹介されています。
既存コンクリートに暑さ対策の塗装をする

コンクリートを撤去せず、表面へ暑さ対策用の塗装を施工する方法もあります。
遮熱・高反射タイプなど、日射を反射して舗装面が熱を吸収しにくくする仕上げがあります。
既存のコンクリートを残せるため、植栽帯へ変更したり舗装を撤去したりする方法とは違い、大きく庭の形を変えずに対策できるのがメリットです。
ただし、ここで注意したいのが照り返しです。
表面温度を抑えるために光を反射しやすい仕上げにすると、リビングの窓や人がいる方向へのまぶしさが気になることがあります。
そのため、「地面を熱くしにくいか」だけでなく、「反射した光がどこへ向かうか」まで確認して選ぶことが大切です。
また、既存コンクリートの状態によっては下地処理が必要になる場合があります。ひび割れや劣化がある場合は、塗装だけで済ませず施工業者へ状態を確認してもらいましょう。
改善しない場合はリフォームを検討

自分でできる対策を試しても改善しない場合は、部分的なリフォームを相談する段階です。
最初から庭全体をやり直す必要はありません。
今あるコンクリートを残しながら、植栽帯・自然土系舗装・保水性舗装・表面塗装などを組み合わせる方法もあります。
✅ 業者へ相談したいケース
- 全面コンクリートで日陰をつくりにくい
- 窓前だけ植栽帯へ変えたい
- コンクリートの一部を別の舗装へ変えたい
- 保水性舗装や表面塗装を検討したい
- どこまで撤去すればよいか分からない
相談するときは、「庭が暑い」だけではなく、時間、場所、内容を詳しく伝えてみましょう。
たとえば「午後3時ごろからリビング前の照り返しが気になる」「駐車スペースは残したい」と伝えれば、全面撤去以外の提案も比較しやすくなります。
さらに「植物はあまり増やしたくない」「できれば今のコンクリートを残したい」など、避けたい工事も伝えておくと希望に合った方法を探しやすくなります。
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施工前に考えたい!コンクリート庭の暑さ対策

これから庭をコンクリートにするなら、施工後に対策を追加するより、最初から日陰や植栽を残せる計画にしておくほうが簡単です。
全面コンクリートか全面芝かという二択ではなく、使う場所に合わせて舗装を分けて考えてみましょう。
必要な範囲だけコンクリートにする

施工前なら、全面コンクリートを前提にせず、必要な場所から舗装範囲を決めるのがおすすめです。
駐車場や自転車置き場、毎日歩く通路は、コンクリートの丈夫さや掃除のしやすさが生きる場所です。
反対に、ほとんど使わない庭の奥や窓前の余白まで、すべて同じように舗装する必要はありません。
✅ コンクリートを優先しやすい場所
- 車が乗る駐車スペース
- 自転車やバイクを置く場所
- 毎日歩く玄関までの通路
- 泥はねを避けたい建物まわり
リビング前や庭の端に少しでも植栽スペースを残しておけば、あとから樹木を植えたり日陰をつくったりしやすくなります。
図面を見るときは、「何㎡コンクリートにするか」よりも「この場所を何に使うのか」を一つずつ考えてみましょう。
用途が決まっていない場所まで舗装しないことが、後から庭を変えやすくするポイントです。
雑草対策だけを理由に全面舗装を考えている場合も、窓前や庭の端まで本当にコンクリートが必要か一度確認しておくと安心です。
窓と日当たりから日陰を計画する

施工前に確認したいのは、夏の昼から夕方にどこへ日差しが入るかです。
特にリビングの大きな窓の前を広くコンクリートにする場合は、窓前へ日陰をつくれる場所を残しておきましょう。
✅ 施工前に確認したいこと
- 南側と西側の日当たり
- リビングや掃き出し窓の位置
- 樹木を植えられる場所
- シェードを固定できる場所
- 家族が長く過ごす場所
見落としやすいのが西日です。昼間は軒の影に入っていても、夕方になると低い角度から日差しが入り込むことがあります。
「今はシェードを付けない」という場合でも、将来取り付けられる場所を残しておくだけで選択肢が増えます。
樹木を植える予定なら、植えた直後だけでなく、成長したときにどのあたりへ影が落ちるのかも考えてみましょう。
窓前・テラス・子どもが遊ぶ場所など、家族が実際に使う場所ほど日陰を優先すると、施工後の使いやすさにつながります。
植栽と舗装を組み合わせる

コンクリートか植栽か、どちらか一方に決める必要はありません。
駐車スペースはコンクリート、リビング前は植栽、庭の端は砂利など、場所ごとに役割を分けると使いやすくなります。
ただし、天然芝や土、砂利、人工芝へ変えれば必ず涼しくなるわけではありません。人工芝も強い日差しを受ければ熱くなります。
乾いた土や日なたのデッキも、条件によっては熱く感じることがあります。暑さ対策では、素材名だけで「涼しい・暑い」と決めないほうが安心です。
まず見るのは、その場所に何時間日が当たるのか、日陰をつくれるのかです。そのうえで、使い方に合った舗装や植栽を組み合わせましょう。
「一番涼しい素材」を探しすぎなくて大丈夫です
必要な場所はコンクリートを残し、暑くなりやすい場所へ日陰や植栽を加える。この組み合わせで考えてみましょう。
たとえば駐車場はコンクリートを残し、その横だけ植栽帯にする方法もあります。使いやすい部分まで無理に別素材へ変える必要はありません。
この記事では暑さと照り返しに絞っています。水はけやひび割れ、景観なども確認したい方は、庭をコンクリートにして後悔しやすいポイントも参考にしてください。

庭のコンクリートの照り返し対策・まとめ

庭のコンクリートの照り返し対策は、まず日差しを遮れるか確認することから始めましょう。
施工済みなら、シェードやパラソル、植栽を使って、一番暑く感じる場所から日陰にしてみてください。
打ち水は手軽ですが、一時的な方法です。日陰づくりを基本にして、必要な場所だけ補助的に使うのがおすすめです。
一度仮の日陰をつくってみると、「日陰だけで十分なのか」「舗装まで変えたほうがよいのか」が見えやすくなります。
それでも改善しない場合は、全面撤去ではなく、窓前や使っていない場所だけ植栽帯へ変えるなど部分改修を考えてみましょう。
✅ 庭の照り返し対策の順番
- 暑い場所と時間帯を確認する
- シェードなどで日陰を試す
- 植栽や打ち水を必要に応じて加える
- 改善しない場所だけ部分改修する
- 施工前なら必要な場所だけ舗装する
コンクリートは、駐車場や通路には使いやすく、庭の管理を楽にできる便利な舗装です。
「暑いから全部やめる」と考えるのではなく、コンクリートの使いやすさを残しながら、日陰や植栽をうまく組み合わせていきましょう。
まずは暑い日に一度、朝・昼・夕方と庭を見てみてください。一番暑い場所が分かれば、今の庭に必要な対策もかなり選びやすくなります。


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