庭が古くなってくると、雑草や庭木の手入れがだんだん大変になってきますよね。
「そろそろ庭をリフォームした方がいいかな」と考える方もいると思います。
ただ、庭リフォームはすべて壊して新しくする必要はありません。
庭木や庭石を残す、一部だけ撤去する、手入れの楽な庭へ変えるなど、今の庭を生かす方法もあります。
費用も、砂利敷きなどの部分工事と庭全体のリフォームでは大きく変わります。
まずは「何が大変なのか」「これから庭をどう使いたいのか」を整理してみましょう。
この記事では、庭リフォームの方法や費用相場、予算別の工事例、DIYと業者依頼の違いまで分かりやすく紹介します。

庭リフォームは、全部やり直さなくても大丈夫です。雑草対策や庭木の整理など、気になるところからで十分です!
- 庭リフォームでできる主な工事
- 庭リフォームの費用と予算目安
- 古い庭や高齢者向けのリフォーム
- DIYできる工事と業者向けの工事
- 庭リフォームで失敗しない進め方
- 庭リフォーム業者の選び方
庭リフォームの主な方法

庭リフォームでできることは、見た目をきれいにするだけではありません。
雑草対策や庭木の整理、駐車スペースへの変更など、今感じている不便を解消することも庭リフォームの大きな目的です。
まずは代表的な方法を整理してみましょう。
| リフォーム方法 | こんな悩みに向いている |
|---|---|
| 砂利・人工芝・コンクリート | 雑草や土汚れを減らしたい |
| 庭木・庭石の整理 | 古い庭をすっきりさせたい |
| デッキ・テラス | 庭を過ごせる場所にしたい |
| 駐車場への変更 | 庭を実用スペースに変えたい |
| 庭じまい | 今後の管理範囲を減らしたい |
砂利・人工芝・コンクリート
土のままになっている庭は、雑草や泥はねなどの管理が必要になります。
そこで検討しやすいのが、砂利・人工芝・コンクリートなどへの変更です。
砂利は和風の庭とも合わせやすく、既存の庭石や植栽を残したリフォームにも取り入れやすい方法です。
人工芝は緑を残しながら、草刈りなどの管理負担を減らしたい場合に選択肢になります。
コンクリートは雑草を抑えやすく、駐輪場や物置まわり、駐車スペースなど実用性を重視する場所にも向いています。
ただし、どの仕上げでも完全に手入れがなくなるわけではありません。
見た目だけでなく、今後どの程度の管理なら続けられるのかまで考えて選ぶことが大切です。
庭木や庭石を整理して庭をつくり直す
昔からある庭では、大きく育った庭木や庭石がリフォームの妨げになることがあります。
ただ、すべて撤去して一から作り直す必要があるとは限りません。
状態のよい庭木を残したり、庭石や飛び石を別の場所へ再利用したりすれば、今までの庭の雰囲気を残す方法もあります。
特に和風の庭は、長年育ててきた植栽や石そのものが庭の景観をつくっています。
「残す・撤去する・再利用する」の3つに分けて考えると、必要以上に庭を壊さずに済みます。
古い庭を生かしながら整えたい方は、古い庭をリフォームする方法も参考にしてください。
デッキ・テラスなど庭を使える空間にする
庭を眺める場所から、実際に使える場所へ変えるリフォームもあります。
ウッドデッキやタイルデッキ、テラスなどを設ければ、洗濯物を干したり、椅子を置いて過ごしたりできるスペースになります。
ただし、デッキだけを先に設置すると、周囲の雑草対策や排水が後回しになることがあります。
庭全体をリフォームする場合は、デッキの位置だけではなく、庭木・地面・通路までまとめて考えると計画しやすくなります。
室内からの段差や掃き出し窓の高さなども関係するため、完成後の使い方から逆算して考えましょう。
庭を駐車場など別の用途に変える
庭を以前ほど使わなくなった場合は、駐車場や駐輪場などへ用途を変える方法もあります。
特に家族の車が増えたときは、庭の一部を駐車スペースとして使えないか検討するケースがあります。
ただし、庭木や庭石を撤去して地面をならせば終わりとは限りません。
車を載せる場所では、舗装の下地や勾配、道路との高低差なども考える必要があります。
門柱やフェンス、庭木の移動が必要になると工事範囲も広がります。
庭を別用途へ変えるリフォームほど、完成後の使い方を先に決めておくことが重要です。
庭リフォームの費用相場

庭リフォームで最も気になるのが、結局いくらかかるのか?という点ではないでしょうか。
ただし、庭リフォームには全国共通の一律相場を出しにくい特徴があります。
同じ面積でも、既存の庭木や庭石を撤去する庭と、何もない土の庭では必要な工事が違うためです。
そのため、総額だけを見るより、工事内容ごとの費用と、金額が変わる条件を分けて考えると分かりやすくなります。
工事内容別の費用目安
庭リフォームでは、地面をどのように仕上げるかによって費用が変わります。
公開されている参考価格を整理すると、主な工事の目安は次のようになります。
| 工事内容 | 参考となる費用目安 |
|---|---|
| 整地 | 約2,000~6,000円/㎡前後 |
| 砂利 | 約3,000~10,000円/㎡前後 |
| 天然芝 | 約4,000~7,000円/㎡前後 |
| 人工芝 | 約5,000~13,000円/㎡前後 |
| 土間コンクリート | 約1万円/㎡前後が一つの参考 |
上記はあくまで参考価格で、実際の見積もりは庭の状態や施工面積によって変わります。
また、人工芝や砂利そのものの施工費だけでなく、既存の土を掘削したり、残土を処分したりする費用が必要になることもあります。
庭リフォームの費用は、表面の仕上げだけでなく、撤去や整地にかかる費用も確認しましょう。
費用が高くなるポイント
庭リフォームの費用を大きく左右するのが、工事前に何を撤去する必要があるかです。
古い庭では、庭木・庭石・池・花壇・既存舗装などが残っていることがあります。
これらを撤去する場合は、新しい庭を作る費用とは別に、解体・運搬・処分などの費用がかかります。
庭リフォームの総額は、イメージとして次のような費用の組み合わせになります。
- 既存物の撤去・処分
- 掘削・残土処分・整地
- 下地・排水
- 砂利・人工芝・コンクリートなどの仕上げ
- 植栽・デッキ・フェンスなどの設備
- 運搬・重機・施工費
さらに、重機が庭まで入れるかどうかでも作業方法が変わります。
通路が狭く、人力で庭石や残土を搬出する必要があれば、その分だけ手間も増えます。
庭石の処分を考えている方は、重量や搬出条件によって費用が変わるため、庭石の撤去費用も確認しておくと分かりやすいです。

池をなくしたい場合も工事内容が異なるため、池じまいの方法と費用で詳しく整理しています。

予算別にできるリフォーム
庭リフォームでは、「予算○万円なら何ができる?」と考える方も多いと思います。
ただし、同じ30万円でも庭の広さや撤去物によって工事できる範囲は変わります。
以下は、予算ごとに検討しやすい工事の一例として見てください。
| 予算 | 検討しやすいリフォーム例 |
|---|---|
| ~10万円 | 小面積の砂利・防草対策、部分的な整地、植栽整理など |
| 10~30万円 | 庭の一部の砂利・芝・人工芝、花壇整理、部分的な舗装など |
| 30~50万円 | 面積次第で人工芝・砂利・舗装、部分的なデッキなど |
| 50~100万円 | 複数工事の組み合わせ、デッキやテラス、小規模な庭全体の改修など |
| 100~200万円 | 撤去を伴う庭全体の再構成、設備を含むリフォームなど |
| 200~300万円以上 | 庭・駐車場・アプローチなどを含めた大規模な外構リフォームなど |
実際にできる範囲は、施工面積・既存物の撤去・材料・残土・重機の使用・搬入条件・排水などによって変わります。
そのため、予算だけを先に決めるより、「絶対に直したい場所」と「余裕があれば直したい場所」を分けると見積もりを調整しやすくなります。
目的別の庭リフォーム方法

庭リフォームは、流行している素材から選ぶよりも、今抱えている悩みから考えた方が失敗しにくくなります。
雑草が大変なのか、庭木の管理が難しいのか、庭そのものを使わなくなったのかで選ぶ方法は変わります。
雑草対策で手入れを減らす
草取りの負担を減らしたい場合は、土の面積を減らすリフォームが候補になります。
砂利+防草シート、人工芝、平板、タイル、コンクリートなど方法はいくつかあります。
ただし、庭全面を舗装する必要はありません。
植栽を楽しみたい場所だけ土を残し、それ以外を防草する方法もあります。
特に和風の庭なら、庭木や景石の周囲だけ植栽スペースとして残し、砂利を組み合わせる方法もなじみやすいです。
「手入れをなくす」より「手入れする面積を減らす」と考えた方が、庭らしさも残しやすくなります。
古い庭をきれいにしたい
古い庭をリフォームするときに、最初からすべて撤去してしまう必要はありません。
長年育てたモミジや庭石など、残したいものがあればリフォーム計画へ組み込むこともできます。
一方、大きくなりすぎた庭木や、現在の暮らしでは使わない設備は整理する選択肢もあります。
古い庭では、残すもの・撤去するもの・再利用するものを最初に分けておくと計画しやすくなります。
昔ながらの庭を現代の暮らしに合わせて整えたい方は、古い庭のリフォーム方法で詳しく紹介しています。
高齢になっても管理しやすい庭にしたい
年齢とともに庭の管理が負担になってきた場合は、見た目よりも管理のしやすさを優先する方法があります。
高木を減らす、植栽スペースを小さくする、雑草が生えやすい場所を舗装するなどが代表的です。
また、段差や滑りやすい通路がある庭では、歩きやすさも確認しておきたいところです。
庭を完全になくす必要はなく、自分で管理できる範囲だけ残すという考え方もあります。
安全性や今後の管理負担まで考えたい方は、高齢者の庭リフォームも参考にしてください。
庭じまいを考えている
庭を維持すること自体が負担になってきた場合は、庭じまいを検討する方法もあります。
庭じまいというと庭を全部なくすイメージがありますが、必ずしも全面撤去だけを意味するわけではありません。
大きな庭木を減らしたり、池をなくしたりして、管理する範囲を小さくする方法もあります。
思い入れのある庭石や庭木を一部残しながら、今後の手入れを楽にすることも可能です。
庭の終活として今後の管理方法を考えている方は、高齢者の庭じまい・庭の終活も確認してみてください。
庭を駐車スペースに変えたい
庭をあまり使わなくなり、車を停める場所が必要になった場合は、駐車場へのリフォームも候補になります。
ただし、庭から駐車場への変更は、単純なコンクリート施工だけでは済まない場合があります。
庭木や庭石の撤去、掘削、残土処分、下地、排水、既存フェンスの移動などが必要になることもあります。
道路との段差や車の出入りについても確認が必要です。
庭を駐車場へ変える場合は、舗装費だけではなく撤去前の庭の状態も含めて見積もることが大切です。
庭リフォームの施工例

庭リフォームは工事内容が幅広いため、完成後のイメージを決めずに見積もりを取ると、提案内容もばらつきやすくなります。
ここでは特定の施工事例ではなく、どのようなリフォームが考えられるかを代表的なパターンで整理します。
小規模な部分リフォーム

庭全体を作り直さず、困っている場所だけ直す方法です。
例えば、雑草が多い場所だけ防草シートと砂利にしたり、傷んだ花壇を撤去したりする方法があります。
庭木を数本整理して見通しをよくするだけでも、庭の印象が変わることがあります。
予算を抑えたい場合は、最初から全面リフォームを考えるのではなく、優先順位の高い場所から段階的に整えるのも一つの方法です。
手入れを減らすリフォーム

庭を楽しみたいものの、草取りや剪定に時間をかけたくない場合は、管理する場所を限定します。
植栽を庭の一角へまとめ、その他の地面を砂利や舗装に変える方法があります。
大きな庭木を減らし、自然樹形を保ちやすい木を少数だけ残す考え方もあります。
完全に何もしなくていい庭を目指すより、毎年必要になる作業を減らすことを目標にすると現実的です。
庭全体をつくり直すリフォーム

庭の使い方そのものを変えたい場合は、庭全体のリフォームを検討します。
庭木や庭石を整理し、通路や植栽スペース、テラスなどを新しく計画する方法です。
ただし、古い庭をすべて撤去することが正解とは限りません。
今の庭に残したいものがあれば、それを中心に新しい庭を組み立てることもできます。
特に日本庭園や和風の庭では、既存の庭石や植栽を生かすことで、全部新しくするのとは違った雰囲気を残せます。
庭リフォームはDIYできる?

庭リフォームの費用を抑えるために、自分でできるところはDIYしたい方もいると思います。
小規模な作業ならDIYできる場合もありますが、大掛かりな工事まで無理に自分で行う必要はありません。
自分でしやすい庭リフォーム
比較的小規模な作業なら、自分でリフォームできるものがあります。
例えば、小さな花壇の整理や植栽の植え替え、狭い範囲への砂利敷きなどです。
防草シートも施工面積が小さく、地面の状態が安定していればDIYを検討できます。
ただし、下地が凸凹のままだと仕上がりが悪くなり、後からやり直しになることもあります。
材料を敷くだけで済むのか、その前に整地が必要なのかを見極めることがポイントです。
プロへ任せた方がよい工事
大きな庭木や重量のある庭石の撤去は、機材や搬出経路の確保が必要になります。
高木の場合は高所作業が必要になることもあるため、無理なDIYは避けた方が安心です。
高木の作業について詳しく知りたい場合は、高木の伐採費用も参考にしてください。
また、コンクリート舗装や駐車場工事は、掘削・下地・勾配・排水など完成後には見えなくなる部分が重要です。
池の撤去なども、埋め戻した後の地盤まで考える必要があります。
DIYと業者依頼を分けるときは、失敗したときに簡単にやり直せる工事かどうかを基準にすると判断しやすくなります。
庭リフォームで失敗しない方法

庭リフォームでは、工事を始める前の整理が意外と重要です。
完成イメージだけを考えるのではなく、予算や今後の手入れまで含めて計画しておきましょう。
目的と予算を決める
最初に「なぜ庭をリフォームしたいのか」を整理します。
雑草を減らしたいのか、庭をきれいにしたいのか、駐車スペースが必要なのかで優先する工事が違います。
希望をすべて入れると予算を超える場合もあるため、工事内容には優先順位を付けておくと安心です。
「絶対に必要」「できれば欲しい」「今回は見送れる」の3段階くらいに分けておくと、見積もりを調整しやすくなります。
残すもの・撤去するものを決める
古い庭では、リフォーム前に既存物をどうするか決めておきます。
庭木・庭石・飛び石などを全部撤去すると、その分だけ撤去・運搬・処分費がかかります。
まだ使えるものを残せれば、庭の雰囲気を引き継げるだけでなく、工事内容を減らせる場合もあります。
一方で、管理できない高木や現在の使い方に合わない設備を無理に残す必要もありません。
新しく何を設置するかだけではなく、今あるものをどうするかまで含めて庭リフォームを考えましょう。
見積書は金額だけでなく工事範囲を比較する
庭リフォームの見積もりは、総額だけを比較すると違いが分かりにくいことがあります。
例えば、一方には庭木の処分や残土処分が含まれていて、もう一方には含まれていないケースも考えられます。
整地、下地、撤去、処分、材料、施工など、どこまで工事に含まれているかを確認しましょう。
複数社へ見積もりを依頼する場合も、できるだけ同じ希望条件を伝えた方が比較しやすくなります。
依頼先ごとの違いまで確認したい方は、庭リフォームはどこに頼む?の記事で詳しく整理しています。
補助金・助成制度は自治体ごとに確認する
一般的な庭リフォームすべてに使える、全国一律の補助金があるわけではありません。
一方で、工事内容によっては自治体の助成制度が利用できる場合があります。
例えば、雨水対策や緑化、バリアフリーなどを対象とした制度が設けられている地域があります。
制度の有無や対象工事、申請時期は自治体ごとに異なるため、工事を始める前に確認してください。
特に補助制度は着工後の申請では対象にならない場合もあるため、利用を検討するなら早めの確認が必要です。
庭リフォームはどこに頼む?業者選びの基本

庭リフォームを業者へ依頼する場合は、工事内容によって相談先が変わります。
すべての会社が同じ工事を得意としているわけではないため、自宅の希望に合う会社を探すことが大切です。
造園・外構・リフォーム会社などの違い
庭木や植栽、庭石などを中心に整えたい場合は、造園業者が候補になります。
駐車場、フェンス、門まわり、舗装などを含む場合は、外構・エクステリア業者も検討しやすいでしょう。
住宅まわりの工事と庭をまとめて相談したい場合は、リフォーム会社が対応していることもあります。
ただし、会社によって得意分野や対応範囲は異なります。
「造園だからここ」「外構業者だからここ」と業種名だけで決めず、施工内容や実績を確認することが大切です。
施工事例・提案・見積もりを比較する
庭リフォームでは、同じ要望を伝えても会社によって提案内容が変わることがあります。
庭木を残す提案をする会社もあれば、一度撤去して作り直す提案をする会社もあります。
そのため、金額だけでなく、どこまで工事するのか、何を残すのかまで確認してください。
施工事例を見るときも、完成写真の好みだけではなく、自宅と似た広さや悩みの事例があるかを見ると参考になります。
庭リフォームの依頼先について詳しく比較したい方は、庭リフォームはどこに頼む?業者の選び方も参考にしてください。
複数社のプランと見積もりを比較する
庭リフォームの金額は、現地の状態によって変わります。
インターネット上の費用相場だけでは、自宅の庭が実際にいくらになるかまでは分かりません。
具体的に工事を考え始めたら、現地を確認してもらい、見積もりを出してもらう方法があります。
複数社を比較する場合は、同じ条件を伝えたうえで、金額だけではなく提案内容や工事範囲も確認しましょう。
「どこまで直したいか」がまだ決まっていなくても、提案を比較することで庭の使い方が見えてくる場合があります。
庭リフォームは今後の暮らし方から考えよう

庭リフォームには、古くなった庭を全部新しくする以外にもさまざまな方法があります。
今ある庭を残しながら整えることもできますし、庭木や庭石を減らして管理を楽にすることもできます。
使わなくなった庭なら、駐車場など別の用途へ変える方法もあります。
大切なのは、「どんな庭がおしゃれか」よりも、「これから庭をどう使いたいか」から考えることです。
古い庭を生かしたい、管理を楽にしたい、庭じまいを考えたいなど、目的が決まれば必要な工事も見えてきます。
まずは残すものと変えたい場所を整理し、自宅に合った庭リフォームを考えてみてください。







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