こんにちは。和の庭と暮らす運営者のシンベです。
庭を夜に眺めたとき、「昼より雰囲気いいかも」と感じられたら、それはかなり成功です。
庭のライトアップって、ただ明るくすればいいわけじゃなくて、むしろやりすぎると和の情緒が一気に消えてしまいます。
初めてライトアップにチャレンジするとき!
ネットではどの商品がいいの?
明るさはどのぐらいがいいの?
設置位置はどうしたらいいの?
とわからないことも多いと思います!
この記事では、庭のライトアップ初心者でも失敗しにくい考え方から、庭のライトアップ配置のコツ、明るさや光の色の選び方、よくある失敗例の回避方法まで、和風の庭に絞ってかなり深く掘り下げます。
私自身も使っているタカショーのガーデンライトのおすすめ商品紹介と、どう組むときれいにまとまるかまでお話しします。
- 和風の庭に合う光の作り方と基本の考え方
- 庭のライトアップ配置で失敗しない手順
- 明るさと眩しさのバランスの取り方
- タカショーのガーデンライトでの組み方
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庭をライトアップするコツと基本設計
和の庭のライトアップは、「照らす」より「引き立てる」が基本です。
私はいつも、弱め・低い位置・電球色をベースに考えています。この3つを意識するだけで、夜の庭の落ち着きがまったく変わってきます。
庭をライトアップしたい初心者向けの考え方
庭のライトアップを始めるとき、初心者の方が一番つまずきやすいのが「何を正解にすればいいのか分からない」という点だと思います。
明るいほうがいいのか、それとも暗めがいいのか?結論から言うと、まずは目的を一つに絞るのが近道です。
例えば、夜の庭を眺めて楽しみたいのか、それとも夜間の安全確保がメインなのか。
この二つは似ているようで、必要な照明の考え方がまったく違います。両方を一気にやろうとすると、照明の数が増えて、結果的に眩しい庭になりがちです。
まずは主役を一つ決める
和風の庭では、主役を一つ決めて、そこに光を集める方法がとても効果的です。
シンボルツリー、庭石、灯籠、水鉢など、あなたの庭にも「ここは見せたい」という場所があるはずです。そこを起点に考えると、ライトの数も自然と絞られます。
庭全体を均等に照らす必要はありません。むしろ暗がりがあるからこそ、光が当たった部分が引き立ち、奥行きが生まれます。
これは日本庭園の夜間公開でもよく使われている考え方で、実際に多くの庭園で採用されています。
ライトアップは引き算が基本です。最初から完璧を目指さず、少ない灯りで様子を見るのがコツです。
夜の庭は思っている以上に光が広がります。最初は少し足りないかなと感じても、灯りを減らしたほうが全体は落ち着いて見えることが多いです。
庭をライトアップする配置のコツ
配置のコツはとてもシンプルです。まずは主役を下から照らすこと。
低い位置にアップライトを置いて、木の幹や石の凹凸に影を作ると、昼とはまったく違う表情が出ます。
動線と見せ場を分けて考える
次に考えたいのが、歩く場所と眺める場所を分けることです。歩く場所には足元灯を、眺める場所にはアクセントライトを。この役割分担ができると、庭全体がすっきりします。
和風庭でおすすめなのは、小道に沿ってリズムよく灯りを配置する方法です。等間隔にポールライトを並べたり、石畳の端に低いグランドライトを点で置いたりすると、歩きやすさと雰囲気の両方を確保できます。
照明の向きは必ず夜に確認しましょう。昼に決めた位置でも、夜になると眩しく感じることがあります。
もう一つ大事なのが、隣家への配慮です。照明は必ず庭側に向け、必要に応じてフードや遮光カバーを使ってください。これはマナーでもあり、トラブル防止にもつながります。
庭のライトアップでの失敗例と対策
庭のライトアップでよく起こりやすい失敗を整理します。あらかじめ知っておくと、無駄なやり直しを減らせます。
よくある失敗例
対策はシンプルです。明るすぎる場合はルーメン数を下げるか灯数を減らす。光源が見える場合は設置位置を低くするか、遮光する。配線は最初からルートを決めて、無理に隠しすぎないことも大切です。
屋外の電源や配線は安全が最優先です。無理な施工はせず、必要に応じて専門家に相談してください。
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庭をライトアップする明るさの目安
| 照明の例 | おおよそのルーメン | 明るさの体感イメージ |
|---|---|---|
| リビングの蛍光灯(6〜8畳) | 3,000〜4,000lm | 部屋全体がかなり明るい |
| キッチンの手元灯 | 800〜1,200lm | 作業がはっきりできる |
| トイレ・洗面所の照明 | 400〜800lm | 顔や手元が見やすい |
| 白熱電球60W相当 | 700〜800lm | 一般的な室内の明るさ |
| 白熱電球40W相当 | 400〜500lm | やや落ち着いた室内 |
| 庭の主役ライト | 100〜300lm | 夜の庭では十分に目立つ |
| 庭の足元・通路灯 | 50〜100lm | 安全確保に十分な明るさ |
明るさの目安は、あくまで一般的な基準ですが、和風庭では控えめが正解になりやすいです。私は主役のアクセントに100〜300ルーメン、足元灯には50〜100ルーメン程度を基準にしています。
分散照明が失敗しにくい
一灯で強く照らすより、小さな灯りを複数使って分散させるほうが、光が柔らかくなります。明るさが足りないと感じたら、足す前に一度消してみる。これ、本当におすすめです。
目線より下の位置に光源を置くと、眩しさがぐっと減ります。
和風の庭に合う光の色の選び方
和風の庭には、青白い光よりも温かみのある光がよく合います。私が基本にしているのは電球色で、おおよそ2700〜3000Kあたりです。木や石、苔の質感が自然に見えるんですよね。
昼白色や白っぽい光は、庭をシャープに見せたい場合には向きますが、落ち着きを出したい和風庭では少し浮いてしまうことがあります。迷ったら、まずは電球色から試してみてください。
また、夏場に虫が気になる方も多いと思いますが、白っぽく強い光よりも、電球色の弱めの光のほうが虫が寄りにくい傾向があります。夜の庭で長く過ごしたいなら、色選びは快適さにも直結します。
色の好みは人それぞれですが、和風庭で迷ったら電球色一択でまず問題ありません。
和風の庭に合う光の色の目安を室内照明で理解する
ネットショップではケルビン(K)で表示されていることが少ないですが、色温度(K)についてわかりやすく解説します。
室内照明でケルビン(K)の値を例に出すと一気にイメージしやすくなります。下の表は、和風の庭で使う光の色を、身近な照明と対応させた目安です。
| 光の色の例 | 色温度の目安 | 見た目の印象 | 庭での向き不向き |
|---|---|---|---|
| ろうそく・行灯 | 約1800〜2200K | 非常に暖かく情緒的 | 演出用として◎ |
| 白熱電球・電球色LED | 2700〜3000K | 温かみがあり自然 | 和風庭に最適◎ |
| 温白色LED | 3500K前後 | やや白く中間的 | 用途次第で○ |
| 昼白色LED | 5000K前後 | 白くはっきり | 和風庭では△ |
| 昼光色LED | 6000K以上 | 青白く冷たい | 和風庭には不向き× |
木・石・苔を自然に見せたいなら、電球色(2700〜3000K)を選べばまず失敗しません。
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庭をライトアップするコツと照明選び
ここからは、具体的にどんな照明を選び、どう組み合わせると失敗しにくいかをお話しします。庭のライトアップは器具選びで8割決まる、と言ってもいいくらいです。
和風の庭に合うライトアップ方法
和風庭のライトアップで意識したいのは、「主役」「背景」「余白」の3つです。主役だけを照らして、背景は暗く、余白はあえて何もしない。このバランスが取れると、夜の庭が一気に締まります。
主役を下から照らす
松やモミジ、庭石、灯籠など、和風庭の主役は下から照らすのが基本です。アップライトで影を作ることで、昼間には見えない立体感が出ます。特に樹木は、幹元に光を置くだけで枝ぶりが美しく浮かび上がります。
間接光で空気感を作る
さらに一段階上を狙うなら、間接光を取り入れてみてください。縁側の下、ウッドデッキの裏、塀の足元などに光を仕込むと、光が面で広がり、庭全体がやわらかく包まれます。
行灯(あんどん)のような置き型ライトは、置くだけで和の雰囲気が出やすく、初心者でも扱いやすいですよ。
池や水鉢がある庭なら、水面への反射も大きな演出になります。強く照らす必要はなく、あくまで「映り込ませる」意識がポイントです。
庭のライトアップにソーラーを活用
電源工事が難しい庭では、ソーラーライトは非常に心強い存在です。私も、庭の奥や仮設的なライトアップでは、まずソーラーから試します。
ソーラーライトのメリットと注意点
最大のメリットは、配線不要で設置が簡単なこと。地面に刺すだけ、置くだけで始められるので、ライトアップ初心者の第一歩として最適です。
一方で注意点もあります。日照条件が悪い場所では、点灯時間が短くなったり、明るさが安定しなかったりします。昼間にしっかり日が当たる場所を確保することが重要です。
夜に照らしたい場所+昼に充電できる場所を考えて設置すると失敗しにくいです。
庭をライトアップして通路を安全にする
庭のライトアップというと演出に目が行きがちですが、実は一番大事なのが通路の安全です。夜に段差が見えないと、普通に危ないです。ここは軽視されがちなので注意してください。
通路は控えめでOK
通路照明は「明るく照らす」必要はありません。足元がうっすら見える程度で十分です。グランドライトで石畳をなぞったり、低めのポールライトで道筋を示すだけで、安心感はかなり変わります。
屋外照明は防水・耐候性の確認が必須です。製品ごとの仕様は異なるため、正確な情報は公式サイトをご確認ください。
また、タイマーや人感センサーを使えば、点灯時間を管理でき、近隣への配慮にもつながります。
庭のライトアップはタカショー商品がおすすめ
和風庭のライトアップで、私がよくおすすめするのがタカショーのガーデンライトです。理由は、屋外照明に特化していて、用途別に選びやすいこと。そして和風庭に馴染みやすいデザインが多い点です。
役割別に選ぶと失敗しにくい
例えば、主役にはスポットライト、通路にはポールライト、足元にはグランドライト、電源が難しい場所にはソーラーライト。このように役割を分けて選ぶと、庭全体が自然にまとまります。
おすすめ構成は、主役に1〜2灯+通路に数灯。最初は少なめにして、様子を見ながら増やすのが正解です。
モダン庭の事例も見ておくと、照らし方のヒントになります。和風庭にも応用できますよ。
庭をライトアップするコツのまとめ
庭のライトアップのコツは、明るさで押すことではなく、陰影で魅せることです。主役を決め、低い位置から控えめに照らし、暗がりを残す。この流れを意識するだけで、和風庭の夜は驚くほど整います。
弱め・低い位置・電球色を基本に、主役→通路の順で考えると失敗しにくいですよ。
最後に一つだけ大切なことを。屋外の電源や配線は、庭の見た目以上に安全が最優先です。施工条件や環境によって最適解は変わるので、正確な情報は公式サイトをご確認ください。必要に応じて、最終的な判断は専門家にご相談ください。
夜の庭が好きになると、昼間の手入れも少し楽しくなります。あなたの庭も、無理なく一歩ずつ、心地いい夜にしていきましょう。










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