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和風豪邸の内装づくりで失敗しない間取りと素材選びのコツ

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和風の豪邸の内装は、選べるものが多いぶん迷いやすいですよね。

実例を見れば見るほど、「何を基準に決めればいいんだろう」と感じる方も多いと思います。

和モダンにするのか。
数寄屋の要素はどこまで入れるのか。
間取りや動線はどう考えるのか。


考え始めると、次々に疑問が出てきます。

床の間や障子、中庭も、組み合わせを間違えると落ち着かない空間になります。坪単価も幅があり、見積もり次第で不安になりますよね。

さらに今は、省エネ基準も考える必要があります。見た目だけでなく、掃除や手入れ、動線まで意識することが大切です。

この記事では、和風豪邸の内装で迷いやすいポイントをひとつずつ整理していきます。

和モダンと数寄屋の違い、落ち着く空間のつくり方、坪単価の見方、依頼先の選び方まで。

読み終えるころには、何を基準に考えればいいのかが分かり、和風豪邸の建て方が具体的にイメージできるはずです。

この記事でわかること
  • 和風の豪邸の内装を上品に見せる設計の考え方
  • 和モダンや数寄屋造りを混ぜるときの整理のコツ
  • 坪単価と費用相場を見積もりで確認する視点
  • 依頼先選びと省エネ基準対応での注意点

和風豪邸の内装を美しく整える方法

和モダン内装の家の画像を背景に「和風豪邸の内装を美しく整える方法」と見出し入りの画像

この章では、写真の雰囲気に引っぱられる前に、床・壁・天井・建具・照明をどういう順番で決めると迷いが減るかを整理します。

豪邸は部屋が増えるぶん、素材と色のルールがないと場所ごとに印象が違う家になりやすいです。庭の見え方も含めて一度整理すると、内装の方向性が決まりやすくなります。

和風豪邸の内装実例とデザイン

日本家屋のリビングと玄関が見渡せるモダンな内装写真

豪邸の和風内装の実例を見て「この感じ、好きだな」と思う写真には、共通するポイントがあります。

床材の木目や色、壁の質感、天井の見せ方、建具の線が、部屋ごとにバラバラではなく、同じ考え方でまとめられていることが多いです。

逆に、床は濃い色なのに建具は明るい色、金物は銀と黒が混ざる、壁だけ模様が強い、といった組み合わせだと、視線があちこちに引っぱられて落ち着きにくくなります。

なぜそうなるかというと、和の空間は「見せたい場所」と「静かに支える場所」の差で成り立ちやすいからです。

床の間や意匠壁、欄間、網代天井など、見せ場の要素があっても、周りの床・壁・天井・建具が控えめなら主役がはっきりします。

反対に、全部の面に素材感や柄を乗せると、豪邸の広さがあるほど情報量が増えすぎて、目が休まりにくいです。見せ場は一点、周りは同系統で支えると、実例の再現がしやすくなります。

向いている条件と注意点

旅館のような整った和を目指すなら、最初に「床の木の色」「建具の色」「金物の色」「壁の質感」の4つを決めるのが向いています。

たとえば、床はオーク寄りの明るめ、建具も同系色、金物は黒、壁は和紙クロスか左官を一部にする、といった具合です。ルールが先にあると、照明器具や家具を選んでも迷いが減ります。

注意点は、ルールを作らないまま部分的に高価な材料だけを入れることです。

床だけ無垢の良いものにしても、建具の色が部屋ごとに違う、照明の色温度が混ざる、壁の仕上げが主張しすぎる、といったズレが出ると、全体がまとまりにくくなります。

材料の値段よりも、床・壁・天井・建具の「揃え方」を先に決めたほうが、失敗が減りやすいです。

実例チェックの順番

  • 玄関からリビングまでの視線がどこに向かうか
  • 床・天井・建具の木の色が同系統か
  • 照明が強すぎず、陰影が残っているか
  • 庭や中庭が「室内の飾り」として見えているか

具体例と今すぐ確認できること

具体例で分かりやすいのは、玄関で一度「見せ場」を作って、リビングは落ち着く面を増やす構成です。

たとえば玄関の正面に、坪庭が見える窓や、小さめの床の間、行灯のような照明を置く。そこで視線の行き先を作っておくと、リビングに入ったときに壁や天井を盛りすぎなくても成立しやすいです。

今すぐできる確認は、好きな実例写真を3枚選び、床の色・建具の色・照明の種類(ダウンライト/間接照明/行灯系)を大枠で決めておくことです。ここが明確になると、打ち合わせであいまいではなく具体的に伝えられます。

庭との関係を優先して間取りを組む考え方は、下記の記事も参考になります。内装の話をしていても庭の話が出てくるのが、和の住まいの面白いところです。

👉和風・日本家屋の豪邸を建てる設計と庭づくり

豪邸における和モダン内装の特徴

和モダンは、和の形を増やすよりも「床・壁・天井・建具・照明の整え方」で和を感じさせる方が成功しやすいです。

豪邸は大きな窓や高い天井が入りやすく、室内が明るく広く見える反面、光が強すぎたり、素材が増えすぎたりすると、落ち着きが削られやすいです。

和モダンでは、素材を増やす前に、色と質感のルールを作るのが大切です

なぜそうなるかというと、和の落ち着きは光をやわらげる、線を揃える、面を静かにする、ことで作りやすいからです。

たとえば障子や雪見障子は、和のアクセントとして入れるだけでなく、窓から入る光を拡散して眩しさを減らす働きがあります。

照明も同じで、ダウンライトだけで明るくすると影が消えやすいので、間接照明を足して壁や天井にやわらかい明るさを作ると、和モダンの雰囲気が安定しやすいです。

向いている条件

和モダンが向いているのは、家事や掃除のしやすさも重視しつつ、和の要素を取り入れたい方です。

床は無垢フローリングを基本にして、畳は縁なし畳や琉球畳を一角に入れる。壁は全面を左官にせず、テレビ背面や床の間まわりなど、触れにくい面を中心に質感を足す。こうすると手入れの負担を増やしにくいです。

注意点

注意点は、素材を「少しずつ」増やしていくと、部屋ごとに違う家になりやすいことです。

石・無垢・左官・金属・ガラスを全部使うと、素材の個性がぶつかって落ち着きを失ってしまいます。

床は木、壁は紙か左官、金物は黒のように、先に大枠を決めてから追加するほうが安全です。

■和モダンの印象にする条件
木の色味(赤み・黄み)と金物の色(黒・ブロンズ・シルバー)を先に決め、照明の色味もそれに寄せると、部屋数が増えても統一感がでます。

具体例と今すぐ確認できること

具体例としては、大きな窓の内側に障子や格子を入れて、室内側にもう一枚の仕切りをつくる方法があります。昼は光をやわらげ、夜は照明がうっすら透けて、やさしい陰影が残ります。

天井は板張りや化粧梁で線を通し、壁は一面だけ珪藻土や左官で仕上げる。素材を増やしすぎず、ポイントを絞るだけでも和モダンの雰囲気は出しやすいです。

今すぐできることは、好きな写真を見て、床の色・建具の種類(引き戸か開き戸か)・間接照明の有無を確認することです。雰囲気の違いが、具体的な部位で見えてきます。

和風豪邸リビングの間取りポイント

モダン風のソファーテーブルがある日本家屋の写真

豪邸の和風リビングは、広さそのものよりも、視線の置きどころと居場所のつくり方で印象が変わります。

面積が大きいと、ソファやテーブルを置いても空間が間延びしやすく、目線の行き先が定まらないリビングになりがちです。

床・壁・天井に高価な素材を使っても、それだけで落ち着きが生まれるわけではありません。座った位置から何が見えるか、背中側に壁や収納があり安心できるか、そこまで考えてこそくつろげる空間になります。

人は「正面の景色」と「背後の安心感」で落ち着きやすいものです。和の住まいでは、前室や廊下、広縁といった中間の空間を挟むことで、玄関からリビングへ入るまでに気持ちを切り替えやすくなります。

入口側をやや落ち着かせ、庭に向かって視界を抜く構成にすると、実際の面積以上に広く感じやすいです。

迎賓動線と生活動線を分ける

おしゃれな和モダンインテリアの日本家屋と庭の画像

迎賓動線に向いているのは、来客が多いご家庭や、リビングを見せる場と家族の場で分けたい場合です。

玄関から客間・リビングへ行く動線と、キッチン・パントリー・水回りへ行く動線を分けると、生活感が出やすい場所を隠しやすくなります。結果として、リビングの落ち着きが保ちやすいです。

注意点

動線を増やしすぎると、廊下が長くなって掃除の手間が増えます。回遊動線は「目的がある場所だけ」に絞り、収納の位置で移動距離を短くするほうが暮らしやすいです。

具体例

具体例としては、玄関ホールからリビングへ入る前に、短い前室を作る方法です。

式台の正面に坪庭が見える窓を設けたり、壁面に行灯のような照明を置いて視線の行き先を作ったりします。

そのうえでリビングに入ると庭が開ける。こうした流れがあると、豪邸のスケールが「広いだけ」になりにくいです。

今すぐ確認できること

今すぐできるのは、間取り図に来客の動きと家族の動きをそれぞれ線で書いてみることです。

その線が何度もぶつかる場所は、散らかりやすく、人目につきやすい場所になります。

ぶつかりを減らしたいなら、収納の位置を見直すのが近道です。通り道の近くに収納があれば、物が出しっぱなしになりにくくなります。

数寄屋造りを取り入れた豪邸の内装

数寄屋造りの茶室の写真
数寄屋造りの写真

数寄屋造りの内装は、派手な装飾で見せるというより、床・壁・天井・建具の納まりを丁寧に揃えて、静かな雰囲気を作る考え方です。

たとえば、柱や鴨居のラインが通っているか、建具の框や格子の寸法が揃っているか、天井の見切りがきれいに収まっているか。こうした部分が積み重なると、近くで見たときに説得力が出やすいです。

数寄屋の良さは、写真で遠くから眺めたときよりも、毎日の暮らしの中で実感しやすいものです。

手に触れる建具の取っ手や引き戸の動き、ふと目に入る床の間の壁、天井と壁のつなぎ目など、近くで見る部分が丁寧に作られていると、住んでからの心地よさにつながりやすいです。

数寄屋造りの向いている条件

数寄屋の要素は、華やかさよりも落ち着いた雰囲気を大切にしたい方に向いています。

和室だけでなく、広縁や床の間、天井のつくりまで工夫することで、家全体に和の空気感を広げることができます。

数寄屋造りの注意点

注意したいのは、数寄屋の雰囲気をそれらしく取り入れるだけでは、全体がまとまりにくいことです。

たとえば床の間を立派に作っても、壁の仕上げが目立ちすぎると主役がぼやけます。天井に手をかけても、建具が既製品のままで線が合っていないと違和感が残ります。照明が強すぎると、せっかくの陰影も消えてしまいます。

床の間・建具・天井のどれか一つを中心に丁寧に仕上げ、他の部分は主張を抑えて支えるほうが、全体はまとまりやすいです。

数寄屋らしさを出しやすい優先順位

  • 床の間:飾る場所を決めて余白を整える
  • 建具:格子や引き戸の線を揃える
  • 天井:網代や板張りで表情を作る
  • 照明:強く照らさず陰影を残す

庭とセットで考えるのが近道

数寄屋の内装は、庭の見え方が決まるほど完成度が上がりやすいです。借景という言葉は難しく見えますが、要するに窓の向こうを一枚の絵のように見せる考え方です。

窓の位置と高さ、植栽の高さ、庭石の置き方で、室内からの見え方が決まります。ここが整うと、床の間や天井で過剰に主張しなくても成立しやすいです。

借景の考え方や視点の作り方は、庭の入門記事が役立ちます。

日本庭園の種類と特徴と借景の考え方

今すぐ確認できること

今すぐできるのは、家の中でここをいちばん見せたいと思える場所を一つ決めることです。掛け軸でも、花でも、季節の器でもかまいません。

飾る場所が決まると、床の間の広さや高さ、壁の仕上げ、照明の当て方、どの方向から見せるかまで、具体的に考えやすくなります。

和風豪邸における内装の坪単価と費用相場

家主とお金の写真

和風豪邸の内装を検討するとき、まず気になるのが坪単価ですよね。

仕様によって幅はありますが、一般的な目安は次の通りです。

仕様レベル坪単価目安
和モダン(造作少なめ)約90万〜110万円
本格和風(造作多め)約110万〜130万円
数寄屋要素+庭重視約130万〜150万円以上

既製品を中心にまとめた和モダンであれば100万円前後に収まりやすいですが、造作建具や左官仕上げが増えると単価は上がります。さらに中庭や本格的な外構まで丁寧に整えると、150万円を超えるケースもあります。

ただし注意したいのは、坪単価に何が含まれているかです。

  • 建物本体のみなのか
  • 外構や造園まで含むのか
  • 設計費や申請費まで入るのか

この違いだけで、同じ規模の家でも数字は大きく変わります。

豪邸は、床の間・造作建具・造作家具・照明計画・中庭など追加費用が発生しやすい要素が多いため、坪単価だけで比較すると実際の総額とズレが出やすいです。


■ 坪単価・住宅建築費の参考データ

【国土交通省|住宅着工統計】
https://www.mlit.go.jp/statistics/details/t-jutaku-2_tk_000002.html

【SUUMO|坪単価の平均に関する解説】
https://suumo.jp/article/oyakudachi/oyaku/chumon/c_knowhow/tsubotankatoha/

【 善匠|ハウスメーカーと工務店の坪単価を比較】
https://www.zenshoo.com/82511/

※和風豪邸は一般住宅より仕様が上がる傾向があるため、これらはあくまで全国平均の目安として扱うのが安全です。

整理のコツ

家の図面と水平器の写真

坪単価の数字だけを比べるより、予算を項目ごとに分けて考えるほうが分かりやすいです。

たとえば

・建物本体
・造作(床の間や建具など)
・外構・造園
・諸費用


この4つに分けて、どこにお金をかけたいかを先に決めます。

床の間をしっかり作りたいなら造作に重点を置く。庭を主役にしたいなら外構・造園に多めに回す。

こうして優先順位を決めておくと、見積もりを比較しやすくなります。

見積もりで先に確認したい項目

項目確認ポイントズレやすい理由
造作建具既製品か造作か、枚数とサイズ寸法が増えるほど手間が増える
左官仕上げ仕上げ材と下地の仕様下地で割れにくさが変わる
照明計画器具代と配灯、調光の有無夜の印象が大きく変わる
外構・造園門・アプローチ・中庭の範囲室内からの見え方に直結する

注意点

注意点として、費用は地域や仕様、職人の確保状況で大きく変わります。

数字はあくまで一般的な目安として捉え、見積もりの範囲と内訳を揃えて比較してください。

正確な情報は各社の公式サイトをご確認のうえ、最終的な判断は専門家にご相談ください。

具体例と今すぐ確認できること

具体例としては、床の間と建具に造作費を回す代わりに、壁は全面左官にせず一面に留める、照明は器具数を増やすより間接照明の位置を工夫する、といった配分です。

豪邸は「全部やる」と予算も工期も膨らみやすいので、見せ場を決めて、残りはルールでまとめるほうが結果的にまとまりやすいです。

今すぐできる確認は、見積もりに「外構・造園」「照明計画」「造作建具」が独立して書かれているかを見ることです。独立していれば、比較と調整がしやすくなります。

和風豪邸の内装を任せる会社の選び方

和モダン内装の家の画像を背景に「和風豪邸の内装を任せる会社の選び方」と見出し入りの画像

この章では、工務店・設計事務所・ハウスメーカーをどう使い分けるかを整理します。

和の内装を取り扱っている会社は多いのですが、床の間・建具・左官・照明・庭まで含めて、最後まで品質を揃える体制があるかどうかで差が出やすいです。宣伝っぽくならないよう、先に判断基準からまとめますね。

和風豪邸の内装が得意な工務店

工務店の強みは、現場で細かく調整できることです。職人さんとの距離が近いので、仕上げの段階で微調整がしやすいのが特徴です。

和の内装は、床の間の納まり、造作建具の建て付け、左官の仕上がり、天井と壁の取り合いなど、図面どおりに進めるだけでは整いにくい部分があります。

現場で「ここを少し詰める」「照明の位置をずらす」といった調整ができると、仕上がりの精度が上がります。

和の空間は、線がまっすぐ通っているか、影がきれいに出ているかで印象が変わります。建具のライン、壁と天井の境目、間接照明の当たり方。豪邸のように空間が大きいほど、こうした細部の差が目立ちやすいです。

工務店が向いている条件

工務店が向いているのは、造作建具や造作家具を多めに入れたい場合、庭や外構まで含めて一体で相談したい場合です。植栽の位置や庭石の見え方まで含めて詰められると、室内の見せ場が作りやすくなります。

注意点

注意点は、工務店は得意、不得意の差が出やすいことです。過去の施工写真だけでなく、同じ職人さんを手配できるか、左官や建具の協力体制があるか、材料の仕入れルートがあるかまで確認すると安心です。

豪邸は工程が長くなりやすいので、現場管理の体制や定例打ち合わせの頻度も聞いておくと揉めにくいです。

確認しておきたいこと

  • 造作建具や左官を継続して手配できる体制があるか
  • 障子・畳・無垢材の手入れ相談先が明確か
  • 庭や外構まで含めた提案・見積もりが可能か

具体例と今すぐ確認できること

具体例としては、床の間の壁だけ左官で陰影を作り、床は無垢の触感を活かし、建具は格子で線を揃える、といった「部位ごとの作り込み」がある計画です。こういうときは工務店の現場力が効く場合があります。

今すぐできる確認は、候補の会社の事例に「床の間」「建具」「天井」など細部写真が載っているかを見ることです。細部を見せられる会社は、細部を詰める前提で仕事をしていることが多いです。

豪邸の和風内装をハウスメーカーで選ぶときポイント

営業マンと家主が握手を交わす写真

ハウスメーカーの強みは、品質の基準がはっきりしていて、工事の段取りが安定しやすいことです

豪邸は規模が大きい分、設計・設備・外構などが同時に進みます。関わる人も多くなるので、管理がしっかりしていないと調整の時間が足りなくなりやすいです。

和の内装は、部分だけ良くても完成しません。床・壁・天井・建具・照明・庭がつながってこそ雰囲気が出ます。

床材が良くても照明が合っていないと硬い印象になりますし、庭がきれいでも窓の取り方が弱いと魅力が伝わりません。

全体をまとめて管理できるかどうかが、大きなポイントです。

ハウスメーカーが向いている条件

ハウスメーカーが向いているのは、打ち合わせ時間が限られる方、遠方で建てる方、計画の見通しを重視したい方です。標準仕様のベースがあり、そこから選ぶ形だと意思決定が進めやすいです。

注意点

ただし、和風の内装は「規格」に寄せすぎると、床の間や建具の線の出し方、天井の表情などが物足りなく感じる場合があります。

比較のポイントは、標準の外にある提案力と造作の幅です。床の間や建具、天井材を造作として詰められるかを早い段階で確認すると、後からブレにくいです。

比較で見落としやすいポイント

比較軸見るべき資料確認のコツ
造作の自由度提案書・仕様表床の間や建具を造作で詰められるか
照明計画配灯図・器具リスト間接照明や調光の提案があるか
外構・造園外構図・植栽計画内装と庭をセットで説明できるか
維持管理保証・メンテ資料障子・畳・無垢の手入れ案内があるか

具体例と今すぐ確認できること

具体例としては、大開口に高性能な窓を採用し、その内側に障子を設けて光をやわらげる構成です。性能と意匠を同時に詰める必要があるので、提案の体系がある会社だと進めやすい場合があります。

外構や造園の扱いも見落としやすいので、見積もりを取るときは範囲を揃えて比較すると判断が楽になります。

外構一括見積もりのデメリットと注意点

今すぐできる確認は、候補の会社に「内装と外構を一緒に見積もりできますか」と聞くことです。別々でも問題はないのですが、範囲を明確にしておくと後でズレにくいです。

和風豪邸内装の施工事例と実績

施工事例は、写真の雰囲気だけで選ばないほうが安心です。大切なのは、その家で「何をそろえているか」を見ることです。

和風の豪邸は、床・壁・天井・建具・照明・庭と考える場所が多いです。どこを主役にして、どこを控えめにしているのかが分からないと、同じ雰囲気を再現するのは難しくなります。

同じ和モダンでも、障子の入れ方や照明の当て方、庭の見せ方で印象は大きく変わります。家は一枚の写真ではなく、玄関からリビング、庭へと動きながら感じる空間です。昼と夜でも見え方は変わります。

施工事例を見るときのポイント

畳部屋に座布団とローテーブルが置いてある画像

事例を見るときは、「どの部分をどう工夫しているか」を意識してみてください。

たとえば、
・天井をどう見せているか
・大きな窓の日差し対策はどうしているか
・空調や断熱と意匠をどう両立しているか

こうした理由まで説明されている事例は、参考にしやすいです。

ただし、事例は良い部分が強調されることもあります。できれば、住んでからの感想や手入れについて触れているかも確認してみてください。

畳や障子、無垢材、左官は味わいが出ますが、傷や汚れはゼロにはなりません。どこまでを許容できるか、家族で話しておくと安心です。

また、中庭や坪庭の小さな実例も参考になります。限られたスペースでも視線の止まりをつくる考え方は、内装の見せ場づくりにも応用できます。

庭の取り入れ方については「日本庭園を自宅に取り入れる作り方と費用」も参考になります。
日本庭園を自宅に取り入れる作り方と費用

今すぐ確認できること

今すぐできる確認は、気に入った事例に対して「床・天井・建具・照明・庭」の5項目をチェックをすることです。

照明は見落としやすいので、夜景写真があるか、間接照明がどこに入っているかもチェックしてみてください。

豪邸の和風内装と省エネ基準

日本家屋から臨む中庭の三尊岩組の庭石の写真
三尊岩組の庭石

和風の豪邸は、大きな窓や高い天井、中庭とのつながりなど、開放感のある設計になりやすいですよね。

ただその分、断熱や日射の影響を受けやすくなります。見た目を優先してしまうと、夏は暑く、冬は寒い家になる可能性もあります。

だからこそ、省エネ基準を理解したうえで内装を考えることが大切です。

省エネ基準とは?

省エネ基準とは、住宅のエネルギー消費を抑えるための国の基準です。正式には「建築物省エネ法」に基づく基準で、主に次の2点が評価されます。

① 外皮性能(断熱性能)
壁・屋根・床・窓からどれだけ熱が逃げるかを数値で評価します。窓が大きい家ほど影響を受けやすい部分です。

② 一次エネルギー消費量
冷暖房・給湯・照明などを含めた、家全体のエネルギー使用量を計算します。簡単に言えば、「暑さ寒さに強い家かどうか」を数値で確認する仕組みです。

公式資料はこちらで確認できます。
国土交通省「住宅の省エネルギー基準について

和風豪邸で注意したいポイント

和風豪邸では、

・大開口の窓
・吹き抜け
・回廊や広い廊下

といった設計が入りやすいです。

これらは魅力ですが、断熱計画とセットで考えないと冷暖房効率が下がることがあります。

たとえば、窓はきれいでも西日が強すぎる。吹き抜けは格好いいけど冬に暖気が上へ逃げる。

こうしたことが起こりやすいです。

和の意匠と省エネを両立する考え方

実は、和の設計にはもともと温熱を調整する知恵があります。

・深い軒で夏の日差しを防ぐ
・障子で光をやわらげる
・植栽で直射日光をコントロールする

これらを雰囲気だけでなく性能として活かすことが重要です。

窓の性能だけを見るのではなく、軒・外構・植栽まで含めて設計できると、和風の豪邸でも快適性を保ちやすくなります。

今すぐ確認できること

打ち合わせのときに、次のことを確認するのがおすすめです。

・このプランの断熱等性能等級は?
・大開口でも夏は暑くならないか?
・軒や植栽でどこまで日射を調整できるのか?

性能とデザインを一緒に説明できる会社であれば、安心感は高いです。


※基準や制度は改正されることがあります。最新情報は国土交通省などの公式資料をご確認ください。最終的な判断は、建築士など専門家に相談することをおすすめします。

和風豪邸の内装・まとめ

ここまでの内容を整理します。和風豪邸の内装は、要素を増やすことよりも「決める順番」が大切です。

まず見せ場を一つ決める。
次に床と建具の色をそろえる。
壁の質感は入れすぎない。
照明は間接光で影を残す。

この流れで考えると、落ち着いた空間に近づきやすくなります。

依頼先については、造作を細かく作り込みたいなら工務店が向く場合があります。工程管理や品質の安定を重視するなら、大手ハウスメーカーも選択肢になります。

大切なのは会社名で選ぶことではありません。

「自分の家で何を大事にしたいのか」を先に決めて、提案内容と見積もりの中身で判断することです。

和風住宅の提案を比較する視点については、「積水ハウスシャーウッドで後悔しやすい理由と失敗しない家づくりのコツ」も参考になります。

今すぐできること

今すぐできることは、難しくありません。

・どこをいちばんの見せ場にするか
・床と建具の色を何色にそろえるか
・庭をどう見せたいか

この3つを、頭の中で整理してみてください。チェックするだけでも十分です。

もし迷ったら、家族がいちばん長く過ごす場所から考えるのがおすすめです。

豪邸は広さに目が向きがちですが、暮らしの中心が心地よければ、和の雰囲気は自然と家全体に広がっていきます。

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