枯山水を作りたいが石の販売先を知りたい方、「業者に頼むとお値段が張るのでDIYで庭園を造りたい」「ネットで手軽に買いたいけど何を買えばいいの?」と考えている方もいるのではないでしょうか。
最近では専門的な造園業者や石材店が楽天・アマゾンでも出品しているため、様々な種類の石がネットで購入可能です。
ただ、DIYで枯山水を作りたいが「自分で石組みするのは難しそう」と感じている方も多いのではないでしょうか。
そこで、この記事は初心者でも失敗しないおすすめの景石を紹介し、簡単にできる石組方法も解説します。

初心者の方でも簡単に扱える景石を紹介します!
枯山水に石は欠かせない理由

日本庭園における石の配置は単なる美観の為だけではなく、自然観や宗教的な思想まで込められています。
枯山水で使われる石の意味は基本的には自然界にあるものを見立て、置かれています。
主に表現しているのは「山」「島」「滝」「亀」などになります。
主石・副石・添え石の役割
枯山水は、砂や石を使って水の流れや山の景色を表現する日本庭園の様式です。
中でも「石」は主役とも言える存在で、庭全体の印象を大きく左右します。
- 主石:庭の中心となる石
- 副石:主石を引き立てる石
- 添え石:景色を自然にまとめる石
このバランスが整うと、限られたスペースでも奥行きのある美しい景観が生まれます。
砂紋と石の調和が生む美しさ
枯山水の大きな魅力は、石と砂が織りなす静かな調和にあります。
白砂や砂利に描かれる砂紋は、水の流れや波紋を象徴するものです。
そこに石を組み合わせることで、川のせせらぎや海に浮かぶ島々、遠くの山岳といった自然の風景が表現されます。
主石は「山」や「島」を表し、力強さを象徴
砂紋は「水」や「流れ」を表し、動きを演出
両者のバランスが整うと、限られた空間にも奥行きと広がりが生まれます。
例えば、苔をまとった青石を砂紋の中に配置すると、まるで湖に浮かぶ小島のような景観に。
一方で、白川石の明るさは砂紋とのコントラストを際立たせ、庭全体をすっきりと見せてくれます。
枯山水で使われる代表的な景石の種類
白川石の特徴
京都・白川で採取されることで知られる白川石は、明るい灰色や白っぽい色合いが特徴です。
庭を清らかで爽やかな印象に仕上げたいときに重宝され、白砂との相性も抜群です。
鞍馬石の特徴
京都・鞍馬山で産出する花崗岩系の石。赤みを帯びた褐色で、重厚感と風格を持ちます。
古庭園や茶庭に多く用いられ、時間とともに苔むすことでさらに味わいが深まります。
※京都・鞍馬山は自然保護が厳しく、そのため新規に流通する鞍馬石は極めて少なくなっています。
阿波青石の特徴
徳島県産の緑色片岩で、青みがかった石肌が特徴です。苔や白砂との相性が非常によく、枯山水に落ち着いた趣を与えてくれます。
割肌の美しさと重厚感を兼ね備えており、本格的な枯山水を目指すなら外せない石材です。
枯山水の景石を買うなら?2つの購入方法を比較

枯山水に欠かせない「景石」。でも「どこで買えるの?」と迷う方も多いはずです。購入先には大きく分けて「造園業者・石材店」と「ネット通販(楽天・Amazon)」の2つの選択肢があります。
それぞれのメリット・デメリットを知って、自分に合った方法で景石を手に入れましょう。
造園業者・石材店で購入する場合
■メリット
- 本格的な枯山水用の景石を選べる
- 職人に石組みまで任せられる
- 実物を見て選べる安心感がある
■デメリット
- 費用が高額になりやすい。
- 店舗が少なく、近くにない場合は現地まで行く必要がある
- ホームページがない業者も多い
ネット通販(楽天・Amazon)で購入する場合
■メリット
- 手軽に景石を購入できる
- 小規模な和風庭・坪庭に最適
- 送料無料商品ならコストを抑えられる
- 種類が豊富で比較しやすい
■デメリット
- 実物の色味や雰囲気が写真と違う場合がある
- 自分で石組みをしないといけない
- 本格的な枯山水だと難易度が高い
■おすすめの選び方ワンポイント
「本格的に枯山水を作りたい人は造園業者や石材店へ、まずは気軽に楽しみたい人はネット通販からスタートする」のが失敗しない選び方です。
おすすめの購入方法は?目的別に解説!
先ほどのパートではそれそれの購入先のメリット・デメリットを解説してきました。実際のおすすめの購入方法を解説します。
本格的な枯山水を作りたい方向け
本格的な枯山水を作りたい方におすすめなのが、ネットでの無料見積もりサイトを活用して、複数の外構業者にプラントと見積を依頼する方法です。
自分で外構業者を調べて連絡するのは手間がかかる作業なので、ネット登録して複数の業者とアポを取ることで手間が省けます。
専門業者と枯山水のレイアウトを相談しながら決めるのが安心です。
自分で気軽に枯山水の庭を作りたい方向け
小規模な庭に枯山水を自分で作りたいと思う人におすすめなのがネット通販の活用です。
その中でもおすすめなのが楽天、アマゾンで販売されている「阿波青石の3点セット」です。
こちらの商品を販売している【小さな石屋さん】ではDIYをしたい方向けにバランスの取れた石を3点厳選しています。初心者の方でも扱いやすいサイズ感になっているのが特徴です。
坪庭、玄関先の花壇など自分で試しに置いてみて、庭作りを楽しむことができます。

枯山水を美しく見せる配置のコツ

石組にもいろいろ種類がありますが、初心者の方におすすめなのは「三尊石組」です。
「三尊石組」は一番メジャーな配置方法で、初心者の方にも容易に石組みすることができます。
仏教の三尊仏のように、中央に「中尊石(ちゅうぞんせき)」と呼ばれる主石を、その両脇に「脇侍石(きょうじせき)」と呼ばれる低い石を配した3個1組の石組です
写真奥の3つの石のように並べておくだけで、小さな庭でも重厚感を演出することができます。

石を一直線に並べず、立体感を出すように並べるだけで完成です。
まとめ:迷ったら阿波青石セットで間違いなし
阿波青石は、落ち着いた青みのある色合いと独特の形状が魅力で、伝統的な日本庭園はもちろん、和モダンの庭にも自然に溶け込みます。
さらに流通量が多く、現在は楽天やAmazonでも数多く取り扱われています。
特に【小さな石屋さん】では、DIYで庭づくりを楽しみたい方に向けた、扱いやすいサイズ感の阿波青石を販売しており、初心者でも安心して購入できます。
枯山水の石選びで迷っている方は、まずはこのセットをチェックしてみてください。
コメント