※本ページはプロモーションが含まれています

日本家屋に合う外壁の種類と選び方・和風と和モダン外観を徹底解説

日本家屋の背景写真に「日本家屋に合う外壁の種類と選び方」とタイトルを書いた画像 和風の家・住宅情報

こんにちは。和の庭と暮らす 運営者のシンベです。

日本家屋の外壁を調べていると、和風住宅や和モダンに合う素材、サイディングとモルタルの違い、タイルやALCの性能、さらには色選びまで情報が多すぎて「結局どれが自分に合うの?」と迷ってしまいますよね。

「和の雰囲気は大事だけどメンテナンスは楽にしたい」「漆喰や木の板張りに憧れるけれど費用や耐久性が不安」「サイディングでも日本家屋らしくできるの?」といった悩みを持つ方は本当に多いです。

この記事では、日本家屋でよく使われる外壁の種類ごとのメリット・デメリットと向き不向き、和風・和モダン外観への生かし方をまとめて解説します。

あわせて、代表的な外壁材(サイディング、ガルバリウム鋼板、漆喰、モルタル、タイル、ALCなど)の価格帯やメンテナンス性、外壁と屋根・庭・外構を含めた色の組み合わせも紹介するので、読み終えるころには「うちの日本家屋には、この外壁とこの色が良さそうだな」と具体的にイメージできるはずです。

この記事でわかること

  • 日本家屋で使われる主な外壁材と特徴
  • 和風・和モダン外壁に合う素材とデザインの考え方
  • サイディング・モルタル・タイル・ALCのメリットと注意点
  • 日本家屋に合う外壁の色選びと外観バランスのコツ
スポンサーリンク

日本家屋で使われる外壁の種類と基本知識

板と土壁の外壁画像

まず最初に、「日本家屋で使われる外壁にはどんな種類があるのか」をざっくり把握しておきましょう。

ここを押さえておくと、あとで個別の素材を見るときに迷いにくくなりますし、ハウスメーカーや工務店との打ち合わせでも会話がスムーズになります。

外壁材の種類と選び方の基本

戸建て住宅でよく使われる外壁材は、ざっくり分けると次のようなグループに分かれます。

  • 窯業系サイディング
  • 金属系サイディング(ガルバリウム鋼板など)
  • 木質系サイディング(杉板・焼杉などの板張り)
  • 樹脂系サイディング
  • モルタル外壁(セメント系塗り壁)
  • タイル外壁
  • ALCボード外壁(軽量気泡コンクリート)

サイディングとは?
建物の外壁に使う「パネル状の外壁材」のことです。

窯業系(ようぎょうけい)とは?
セメント+繊維で作られた外壁材

日本家屋の外壁選びでやりがちなのが、「素材の名前」から考え始めてしまうことです。もちろん素材の特徴を知ることも大事ですが、最初に決めたいのは、次のような優先順位です。

外壁材を選ぶときに決めておきたい優先順位
  • 外観の方向性:純和風に寄せたいのか、和モダン寄りか
  • 初期費用:外壁にどれくらい予算をかけられるか
  • メンテナンス:塗り替えや補修の頻度をどこまで許容できるか
  • 性能:耐久性・防火性・断熱性・遮音性など、どこを重視するか


例えば、「見た目最優先で、多少手間がかかっても和の雰囲気を極めたい」なら、漆喰や木の板張りが候補に上がってきます。

「忙しくてメンテナンスに手をかけにくいから、ある程度ほったらかしでも安心したい」なら、窯業系サイディングや金属系サイディングを中心に考えるのが現実的です。

さらに「長く住むつもりなので、耐久性と将来の修繕コストも気になる」という場合は、タイル外壁やALCボードといった高耐久な外壁も視野に入ります。長期的な耐久性を重視した家づくりの考え方は、国土交通省の長期優良住宅制度でも整理されています(出典:国土交通省「長期優良住宅のページ」)。

大事なのは、「完璧な素材」を探すのではなく、あなたの暮らし方のスタイルに合う素材を探すことです。どの外壁材にも長所と短所があるので、それぞれの特徴を知りつつ、「ここは譲れない」「ここは割り切れる」というラインを決めていきましょう。

なお、外壁材の価格や耐久年数は、商品グレードや施工方法、地域の相場などで大きく変わります。この記事で触れる金額や年数はあくまで一般的な目安として参考にし、正確な仕様や最新の情報は必ず公式サイトやメーカーのカタログで確認してください。

和風住宅の外壁に合う素材

漆喰と杉板の外壁の日本家屋

和風住宅の外壁で真っ先に思い浮かぶのは、やっぱり漆喰と木の板張りではないでしょうか。白い漆喰の壁に、濃い茶色の軒や格子が映える姿は、日本家屋ならではの美しさがありますよね。

純和風〜和寄りの外観にしたいときに候補になる外壁材を、もう少し具体的に整理してみます。

  • 漆喰塗り壁
    お城や蔵でおなじみの、真っ白で奥行き感のある塗り壁。コテ跡や陰影の出し方で表情が変わり、職人の技がダイレクトに出る素材です。
  • モルタル塗り壁
    セメント系の塗り壁で、掻き落としや吹き付けなどの仕上げで土壁風にもできます。色を少し落ち着かせると和風寄りの雰囲気になりやすいです。
  • 木の板張り・焼杉
    杉板や焼杉板を縦・横に張った外壁。自然素材の質感と経年変化を楽しめるのが魅力で、下見板張りや腰張りとの相性も良いです。
  • 和風柄の窯業系サイディング
    土壁調・砂壁調・木目調など、和風住宅の外壁に合わせやすいテクスチャのサイディング。塗り壁や木に比べるとメンテナンス性が良く、コストも抑えやすいです。

漆喰と木材は、「和の空気感」という意味では最強クラスですが、正直なところ、メンテナンスや防火・防蟻の面では注意点も多いです。特に木の板張りは、日射・雨・湿気の影響を受けやすく、防腐・防蟻処理や塗装を定期的に行う前提で採用するのが現実的です。

和風素材を選ぶときの注意ポイント
  • 木の板張りは、数年おきの塗装や防腐・防蟻処理がほぼ必須
  • 漆喰は、庇の出し方や雨だれ対策を含めて設計段階から汚れ対策を考える
  • 防火地域・準防火地域では、そもそも使える外壁材や工法に制限がある

「この素材が使えるかどうか」「この納まりで防火性能が足りるか」といった判断は、建築基準法や地域条例の確認が必要になります。法令の詳細や最終判断は、必ず設計者や行政窓口など専門家に相談してください。

とはいえ、「すべてを本物素材で揃えないといけない」というわけでもありません。例えば、ベースはサイディングで整えつつ、玄関まわりだけ木の板張りにする、2階はサイディングで1階の腰高までを焼杉にする、というように、ポイント使いで和の素材を生かす方法もあります。

日本庭園や外構との相性も大事なので、庭づくりの計画と合わせて、「どの面に和の素材を見せたいか」をイメージしながら選んでみてください。

和モダン外壁で人気の素材

ガルバの和モダン住宅イメージ画像

ここ数年、とても人気なのが「和モダンな外壁」です。黒やダークグレーのシンプルな外壁に、木の格子や深い庇、植栽が組み合わさると、一気に雰囲気が出るんですよね

和モダン外壁で使われることが多いのは、主に次のような素材です。

  • 金属系サイディング(ガルバリウム鋼板など)
    縦張り・横張りどちらにも対応しやすく、シャープでスッキリした印象になります。黒・チャコールグレー・ネイビーなど、濃い色が人気です。
  • 窯業系サイディング
    塗り壁調・石目調・木目調など、テクスチャが豊富で、色合わせ次第で和にも洋にも振りやすいのが特徴です。
  • アクセントの木質系(無垢材・木目調サイディング)
    玄関ポーチの天井、柱・梁の見せ方、ルーバー格子などに部分的に使うと、和の雰囲気をグッと高めてくれます。

私がよくおすすめする構成のひとつが、「金属×木」または「サイディング×木」の組み合わせです。例えば、ガルバリウム鋼板の黒い外壁をベースにして、玄関まわりに縦格子と板張りを加えると、和モダンな印象になりつつ、メンテナンスも現実的なレベルに抑えられます。

和モダン外壁が向いている人
  • 純和風すぎる雰囲気より、少しスタイリッシュにしたい
  • 将来の塗り替えや補修の手間・コストも重視したい
  • 周りの家とのバランスも考えつつ、さりげなく個性を出したい

和モダンな外観全体のつくり方や、ハウスメーカー選びのコツについては、より詳しくまとめた和モダンな家とハウスメーカー選びのガイドでも解説しています。屋根形状や窓の配置、外構とのつながりまで含めて考えると、外壁の候補もかなり絞りやすくなりますよ。

和モダンの場合、「どこまで和の要素を前面に出すか」「どこまで現代的でミニマルなラインを意識するか」でベストな外壁材が変わってきます。あなたの好みの写真をいくつか並べてみて、「共通している色味や素材感は何か?」を探すところから始めてみると、外壁選びの軸が見えてきやすいです。

日本家屋向け外壁材料を比較

ここで、日本家屋に使いやすい代表的な外壁材の「ざっくり比較表」をもう一度整理しておきます。細かい数字にとらわれすぎず、あくまで傾向をつかむための目安として見てもらえれば大丈夫です。

外壁材の種類価格帯の目安
(材料+施工)
耐久性の目安メンテナンス性防火性和風・和モダン適性
漆喰塗り壁高め(㎡あたりおおよそ6,000円〜)30年以上(定期補修で長寿命)汚れ・ひび補修が必要不燃で非常に高い純和風向き・意匠性◎
モルタル塗り壁やや高め(㎡あたり4,000円〜)下地自体は30年以上10〜20年ごとに塗り替え不燃で高い塗り方次第で和風にも
窯業系サイディング比較的安価(㎡あたり3,500円〜)20〜30年程度10〜15年ごとに塗装・目地補修防火サイディングで高い和風柄・木目柄で和モダンに
金属系サイディング中程度(㎡あたり4,000円〜)20〜30年程度塗装サイクルは10〜15年が目安金属部は不燃黒・グレー系で和モダンに◎
木質系サイディング高め(㎡あたり6,000円〜)15〜30年(塗装前提)3〜5年ごとに防腐塗装が理想可燃のため制限あり純和風の雰囲気◎
タイル外壁かなり高め(㎡あたり1万円〜)30〜50年以上基本は目地補修中心不燃で非常に高い和モダンの一部使いに◎
ALCボード高め(㎡あたり6,500円〜)60年以上も視野10〜15年ごとに塗装・シーリング不燃で非常に高い塗り壁調仕上げで和寄りに

ここで挙げている単価や耐久年数は、一般的な水準をもとにした目安です。実際の見積もりでは、「足場費」「付帯工事」「開口部まわりの納まり」などで総額が変わりますし、耐久性も日当たりや風当たり、メンテナンス状況によって大きく変わります。

正確な金額や性能は、メーカーのカタログ・仕様書や施工会社の見積もりを必ず確認し、最終的な判断は専門家と相談しながら決めてください。

表をざっと眺めてみると、「見た目の和らしさ」と「メンテナンス性」「初期費用」はトレードオフになりがちだというのが、なんとなく見えてくると思います。ここから先は、それぞれの素材をもう少し掘り下げつつ、「どんな人に合うか」をイメージしやすいように整理していきますね。

漆喰やモルタル外壁の特徴

漆喰の画像
漆喰

日本家屋らしい外観をつくるなら、漆喰やモルタルといった塗り壁は外せません。光の当たり方で表情が変わる一体感のある仕上がりは、サイディングでは出しにくい独特の味があります。

漆喰外壁の魅力(向いている人)

漆喰は消石灰を主成分にした白い塗り壁で、城・蔵・寺社建築で受け継がれてきた素材です。

魅力のポイント

  • 左官職人がコテで仕上げるため風合いが唯一無二
  • 石灰の性質上、不燃でカビに強い
  • 調湿性があり室内環境が安定しやすい
  • 年月とともに深まる“経年美”が楽しめる

漆喰の注意点

  • 初期費用が高め(材料+職人の手間)
  • 交通量の多い場所では汚れが目立ちやすい

漆喰が向いている人

  • 和の雰囲気を大事にしたい
  • 長く住む前提で外観の満足度を重視したい
  • 一点ものの質感に魅力を感じる

モルタル外壁の特徴(上手な付き合い方)

モルタルは、セメント・砂・水を練った素材を下地に塗り、上から吹き付けや塗装で仕上げる外壁です。サイディングが普及する前は日本家屋の定番で、リフォームでも根強い人気があります。

良いところ

  • 継ぎ目のない美しい一体感
  • 仕上げの自由度が高く、和・洋・モダンに対応
  • 周囲の景観に馴染む自然な雰囲気をつくれる

注意点

  • 最大の弱点はひび割れ(クラック)
  • 小さなひびでも放置すると雨水の侵入につながる
  • 定期的な点検と再塗装が前提になる

「個性を出したい」「自然素材の表情を楽しみたい」という方には向いていますが、メンテナンスを全くしたくない場合は不向きかもしれません。

漆喰とモルタルは、完璧な美観を長期間保つことよりも、変化を楽しめるかどうかが大きなポイントです。日本庭園との相性も良く、庭木や苔が育つほど外壁の表情が馴染んでいくので、自然とともに暮らす感覚を大事にしたい人にはとてもおすすめですよ。

日本家屋に適した外壁の種類別おすすめ

広い和モダンの住宅写真

ここからは、「結局どの外壁を選べばいいの?」という実践的な視点で、日本家屋との相性やライフスタイル別に外壁材をおすすめしていきます。同じ素材でも、組み合わせ方や色によって印象が大きく変わるので、そのあたりも意識しながら読んでみてください。

窯業系サイディングと金属系

日本の新築で最も多いのが窯業系サイディング。そして、和モダンの外観づくりで人気が急上昇しているのが金属系サイディング(ガルバリウム鋼板など)です。

窯業系サイディングの選び方

セメント+繊維で作られた外壁材で、デザインも価格もバランスが良いのが特徴です。最近は質感がかなり自然になり、日本家屋にも合わせやすくなりました。

選ぶポイント

  • 質感:土壁調・砂目調・木目調など、和に寄せられるテクスチャ
  • 目地の見え方:施工写真で「継ぎ目の目立ちにくさ」を確認
  • 色のトーン:純白・真黒より、生成りやチャコールなど少し落ち着いた色

とくに庭との相性を考えると、ツヤの少ないマット系のほうが馴染みやすいです。

金属系サイディング(ガルバ)の使いどころ

ガルバリウム鋼板を使った外壁材は、軽くて丈夫。シャープで現代的な印象になり、和モダンとの相性がとても良いです。

向いているケース

  • 黒・ダークグレーの引き締まった外観にしたい
  • 家を軽くして地震対策したい
  • 積雪・凍結が多い地域で凍害リスクを避けたい

注意点

  • へこみや傷が付きやすい
  • 強い雨の音が気になることがある
  • 海沿いは塩害の影響を受けやすい

地域によっては仕様選定が重要になります。

共通の注意点(窯業系・金属系)

両方に言えるのは「塗装とシーリングが弱点」なところです。

  • 10〜15年ごとに塗り替え&シーリング補修が必要
  • 安い塗装工事ほど品質差が出やすい
  • 使用塗料・保証・工法は必ず事前に確認

外壁の状態判断は専門的なので、最終判断は必ず専門家に相談してください。

窯業系と金属系は、日本家屋との相性も良く、メンテナンスも現実的。「外観のポイントだけ漆喰や木を使い、ベースはサイディングで整える」この組み合わせは、見た目と使い勝手のバランスが良いので、私もおすすめしています。

木質系サイディングと樹脂系

杉板の外壁画像
杉板

日本家屋好きとしては、やっぱりどこかに「本物の木」を使いたくなりますよね。外壁の一部に木質系サイディングや板張りを取り入れると、ぱっと見たときの印象が一気に和寄りになります。

木質系サイディング・板張りのメリット・デメリット

木質系サイディングや、杉板・焼杉などの板張りは、和風住宅との相性が抜群です。特に焼杉は、炭化した黒い表面と、刷毛で磨いた茶色い木目のコントラストが美しく、昔ながらの日本家屋から現代の和モダン住宅まで幅広く使われています。

メリットとしては、次のような点が挙げられます。

  • 天然の木ならではの温もりと質感がある
  • 経年変化を楽しめる(色褪せや風化が“味”になりやすい)
  • 細かい造作との相性が良く、玄関ポーチや軒天などにも連続して使いやすい

一方で、デメリットもかなりはっきりしています。

  • 雨・紫外線の影響を受けやすく、塗装をサボると一気に傷みが進む
  • 腐朽菌やシロアリなど、害虫被害のリスクがある
  • 防火地域などでは、そのままでは使えないケースがある

木はとても魅力的な素材ですが、「メンテナンスを楽しむ余裕があるかどうか」が大きな分かれ目になります。こまめに塗装をしてあげれば長く持ちますし、多少の色ムラや割れも味として受け止められるなら、きっとあなたの家の個性になってくれます。

樹脂系サイディングはどう考える?

樹脂系サイディングは日本では採用例が少ないですが、北米では主流の外壁材です。塩化ビニル樹脂を成形したもので、軽い・錆びない・腐らないのが大きな特徴です。

メリット

  • 窯業系の約1/10の軽さで建物に負担が少ない
  • 色が素材に練り込まれており、基本的に再塗装が不要
  • 錆びず腐らず、湿気の多い環境でも安心しやすい

注意点

  • 防火性能は金属系・窯業系より弱め
  • 寒冷地で割れやすい、強風でバタつき音が出ることも
  • 日本では対応業者や和風に合う色柄が少なめ
木を活かすための賢い取り入れ方
  • ベース外壁は窯業系または金属系サイディングで安定させる
  • 玄関・軒天・バルコニー手すり・1階の腰壁など、ポイントに木を使う
  • 「木の面積を敢えて絞る」ことで、メンテナンスの手間とコストをコントロールする

日本家屋の場合、「全部木にする」もロマンがありますが、現実的には「触れる場所・近くで見る場所に集中して木を使う」という考え方がおすすめです。

遠くから見える大面積はサイディングで整えつつ、近づいたときに木の質感を楽しめるように配置すると、日常的な満足度も高くなりますよ。

タイル外壁とALCボード

外壁に重厚感や長期的な安心感を求める人が気にするのが「タイル外壁」と「ALCボード」。どちらも高性能で、日本家屋との相性も悪くありません。

タイル外壁:高級感と高耐久が魅力

タイルは磁器質・陶器質の外壁タイルで、色あせしにくく傷にも強いのが特徴。「30〜40年後も見た目がほぼ変わらない」という例も多いです。

メリット

  • 紫外線・雨風に強く美観が長持ち
  • 表面が硬く汚れや傷がつきにくい
  • 重厚感が出て外観の格が一段上がる

注意点

  • 最大の弱点はコスト(材料+施工が高い)
  • 施工不良があると剥離・浮きの原因に
  • 経験値の高い施工会社が必須

ALCボード:バランスの良い高性能外壁

ALC(軽量気泡コンクリート)は、中に気泡を含んだ軽いパネルで、耐火性・断熱性・遮音性に優れた総合力の高い素材です。

メリット

  • 不燃材料で火に非常に強い
  • 気泡構造で断熱・遮音性が高い
  • 適切なメンテで長寿命が期待できる

注意点

  • 多孔質なので水を吸いやすい
  • 防水塗装が劣化すると性能が一気に落ちる
  • 塗り替え&シーリングの点検は必須

タイル・ALCを選ぶときのポイント
  • 外壁材自体は長寿命だが、目地・塗装のメンテが重要
  • 初期費用が高い分、「30〜40年のトータルコスト」で判断
  • 専門性の高い工事なので、実績のある会社を選ぶ
  • 必ず複数社で見積もりを比較し、専門家の説明を聞いて判断

日本家屋にタイル外壁やALCボードを使う場合、外観全体を重たくしすぎないようにするのがポイントです。
タイルは一面だけ、ALCは塗り壁調で柔らかめの色にするなど、素材の存在感をコントロールしながら取り入れてみてください。

和風住宅外壁の色選び方

外壁材の種類を決めたら、次は「色」の選択です。日本家屋の外観は、色の選び方ひとつで印象がガラッと変わります。ここは、構造や性能とは別の意味で、かなり大事なポイントです。

和風・和モダンで定番のベースカラー

和風住宅や和モダン外観でよく使われるベースカラーは、だいたい次の3系統です。

  • 白〜生成り系
    漆喰や土壁をイメージした明るい色。清潔感がありつつ、木部とのコントラストが美しく出ます。
  • グレー〜銀鼠色系
    少し落ち着いたトーンで、現代的な和モダンの雰囲気に合います。汚れも比較的目立ちにくいです。
  • こげ茶・墨黒・濃紺系
    重心が下がったような落ち着きと、高級感を演出できます。木との相性も良く、庭の緑が映えます。

ここに、木の玄関ドアや格子・柱・軒天を組み合わせていくのが、和風・和モダンの王道パターンです。逆に、ビビッドな赤や青などは和の雰囲気とぶつかりやすいので、アクセントを入れるとしてもごく一部に留めるほうが無難かなと思います。

外壁の色で失敗しないためのコツ

外壁の色選びでよくある落とし穴は、「サンプルを小さな板だけで判断してしまうこと」です。実際に外壁として張ると、面積効果で色がかなり明るく(または暗く)見えることがあります。

  • できればA4サイズ以上のサンプルを取り寄せ、屋外の日陰・日向・曇りの日それぞれで確認する
  • 屋根材・サッシ・雨樋・玄関ドア・塀・門柱など、周囲の色との相性も必ずチェックする
  • 外壁色は「多くても3色まで」と決めて、ベース色・サブ色・アクセント色を整理する
色選びのおすすめステップ
  1. 好みの日本家屋・和モダン住宅の写真を10枚ほど集める
  2. 共通して使われているベースカラー(白系・グレー系・濃色系など)を見つける
  3. そのうえで、外壁材のサンプルを組み合わせて検討する

和モダンな外観の色づかいについては、門・塀・外構も含めて解説している和モダンな外観は色で決まる特集も、あわせて見てもらえるとイメージがつかみやすいと思います。庭木や石の色も含めて「外から見える全部」をワンセットで考えると、外壁の色もスッと決まってきますよ。

日本家屋に適した外壁の種類・まとめ

サマリーと書いてある画像

ここまで、日本家屋の外壁種類についてかなり細かく見てきました。最後に、外壁選びの考え方を、もう一度シンプルなステップにまとめておきます。

■日本家屋の外壁を選ぶ3ステップ

  1. 「純和風寄りか、和モダン寄りか」を最初に決める
  2. 方向性に合う外壁材(漆喰・モルタル・サイディング・タイル・ALCなど)を2〜3種類まで絞る
  3. それぞれについて、初期費用・メンテナンス頻度・耐久性・防火性を比較して、家族のライフスタイルに合うものを選ぶ

日本家屋の外壁種類に「絶対の正解」はありません。漆喰や木の板張りのように、見た目の満足度は最高だけれど、手間やコストがかかる選択肢もあれば、窯業系サイディングや金属系サイディングのように、バランス型の選択肢もあります。タイルやALCのように、長寿命と安心感を重視した選択肢もあります。

大切なのは、「自分たちが何を大事にしたいか」を具体的にしておくことです。見た目の和らしさなのか、メンテナンスの楽さなのか、長期的なコストなのか、防火性能なのか。優先順位を家族で話し合っておくと、「この外壁にしよう」という結論にも納得感が生まれます。

また、外壁は家全体のごく一部にすぎません。屋根の形や色、窓の配置、庭や外構とのバランスまで含めて「日本家屋らしさ」は決まってきます。

外壁のことを考えるときは、和風住宅全体の設計や庭づくりとセットで整理しておくと、選ぶ基準がよりクリアになります。全体像をまとめた和風・日本家屋の設計と庭づくりの基本も、あわせてチェックしてみてください。

最後にひとつだけ大事なお知らせです。この記事で紹介している費用や耐久年数は、あくまで一般的な目安です。

実際の工事では、地域の気候・敷地条件・法規制・施工会社の提案によって最適な選び方が変わります。必ずメーカーや公的機関の公式資料を確認し、最終判断は建築士や施工会社など専門家に相談してください。

日本家屋の外壁選びで迷っている方に、この記事が少しでも役に立てたらうれしいです。

コメント

タイトルとURLをコピーしました